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＠人形町 日本橋社会教育会館ホール(2021/04/13 1ステージ)
全指定3500円
左ん坊「浮世根問 うきよねどい」10分
小満ん「野ざらし」枕12+噺19分
三三 「粗忽の釘」枕6+噺20分
小満ん「樊會 はんかい」枕5+噺28分
2021/04/13(火)曇 6:33-8:14PM(1'41)中央前方 客席9割(80人)
客層：大人客席、男性過半数。
客入れ：感染対策。手指消毒、1席空け。仲入りなし。
左ん坊「浮世根問 うきよねどい」
お話。森羅万象の事物のルーツを尋ね、屁理屈で応えるご隠居。
ぐいぐい聞いていく八五郎に、逆ギレするご隠居という面白い絵面。
小満ん「野ざらし」
枕。家での扱いが変わった、アレは道楽者と言われてます。女道楽、釣り道楽。
文楽が釣り船を仕立ててハゼ釣り、お供した時のこと。その後旦那が黒門町の一行を
誘ってハゼ釣りにでたときの珍道中ぶり。
お話。しゃれこうべを釣った男の元に美女の幽霊がやってきたと聞き、我もと
釣り道具をもって向島へ。釣り客の中で一人盛り上がり、大迷惑。
調子いい掛け合いが愉快。品のいい地口が満載で楽しい一席。
三三「粗忽の釘」
枕。小満ん師匠と楽屋で食べ物のはなし。ヨーグルトがいいらしい。前座のとき
小満ん師匠に稽古をつけてもらった。常識で計れないそっそかしい人がいる、で
某落語家の逸話。
お話。壁へ釘を打ち込んでしまった粗忽な大工、謝りに行くが突拍子もない。
五月蠅い粗忽者を相手する側の困った顔ら、顔芸もたっぷりと楽しませてくれ
小満ん「樊會 はんかい」
枕。「野ざらし」の原型(中国の艶笑小咄）と、今日の改作。項羽と劉邦が覇権を
競っていた時代、劉邦の部下・樊會が、鴻門の会で主人を危機から救った話。
など、噺に関わる知識いろいろ。
お話。釣り好きの聘珍樓が、有名な渭水で釣りをしたが坊主。帰りがけに
馬嵬（ばかい）の浜で骸骨を見つけ、紹興酒をかけて回向した。その夜、楊貴妃が
聘珍樓を訪ねてくる。これをのぞき見していた隣の崎陽軒が我もと馬嵬の浜へ
向かうが。
川柳、ことわざ、古事など散りばめながら、終始楽しげに語り。品が良くて、粋な
師匠の魅力が発揮された一席。
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