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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2021/05/13-23 15ステージ）
全自由（当日精算/前売・当日共）一般4000円 アンダー25（25歳以下）3000円
脚本：山谷典子[文学座]] 演出：藤井ごう
舞台美術：乘峯雅寛（文学座） 照明：鷲崎淳一郎（ライティングユニオン）
音響：山崎哲也 舞台監督：倉本徹 衣装：友好まり子 音楽：高崎真介
制作：イビケイコ 宣伝美術：川本朋子
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 企画制作：最首志麻子・
演劇集団Ring-Bong／（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
出演：
・パンの家
飯田邦博：横山俊文(65 オーナー)
山口雅義：鎌田益男(45 パン職人)
秋田遥香[Pカンパニー]：井川檸檬(26 アルバイト／3歳の男の子のママ)
清水颯子：浜崎敦子(20 アルバイト)
中山万紀[青年劇場]：高梨遥(38 元アルバイト)
鬼頭典子[文学座]：鎌田雪(38 助産師)
堤匡孝[バイ・ザ・ウェイ] ：佐々木陽太(30 浜崎敦子の元家庭教師)
水野あや：緒方慶子(64 教師 遥の恩師)
高瀬あい：高梨守(9 遥の弟)
寺田路恵[文学座]：近藤みどり(84 常連客 夜間中学に通う)
辻輝猛 ：野々宮博之(41 横山、益男の畑仲間)
山田悠貴：正田達也(22 工事現場で働く)
声の出演：加藤拓二
2021/05/19(水）曇 7:00-9:33PM(77/休11/65)中央中段 客席ほぼ満員(50人)
客層：2世代、女性7，8割。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、椅子の間隔開け。途中換気のため休憩あり。
当時パンフ A5 3ページ。カーテンコール1回、終演後規制退場。
文学座 俳優 山谷典子さんのユニット新作。
舞台。パン屋、アパート部屋。パンなど本物。調度はキャスタ移動、半透過の衝立を
壁やドアに見立てて展開。
お話。2021年3月、コロナ禍緊急事態宣言下の東京住宅地にある小さなパン屋。
奥ではアパートを経営。元バイトの女性が出産後引きこもったまま、姿を現さない。
案じる周囲、パン職人の妹で助産婦が部屋を訪れると、赤ん坊が動かない。
母親にもまた異常がみられて。
虐待と背景にアクチャルに迫る。私たちの今と地続きの舞台。コロナ禍の日常を
これほどリアルに自然体で描いた舞台は初めて。丹念な取材と細やかな心理描写、
幅広い年代や立場の視点があり、ムードで流さない。なにより、心が通った、
暖かな血で書かれている言葉の行き交い。人は人のためになにをかし、人は人に
よって救われる。良心作というと簡単だが、ホントそう思える舞台なり。
新劇の利点、幅広い年齢層の役者陣での座組がなされ。浮世床に和み、心沁みる
体験ができ。
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