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＠水天宮前 日本橋劇場(2021/06/21 1ステージ)
1階指定席3800円 2階自由席3300円
かけ橋「強情灸」9分
一之輔「猫久」枕5+噺21分
夢丸「悋気の火の玉」枕8+噺16分
仲入り9分
亭夢丸「あたま山」枕5+噺10分
一之輔「船徳」枕1+噺33分
2021/06/21(月)曇 6:20-8:19PM(60/休9/50)中段下手 客席満員(120人)
客層：20-30才代女性とベテラン男女。女性過半数？。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、ほぼ1席空け。当日パンフ A5 3ページ。
かけ橋「強情灸」
お話。強情でこまった江戸っ子、灸をすえられてなお意地っ張り。
劇画顔、細マッチョ。やせがまんの笑いが嵌まり。
一之輔「猫久」
枕。緊急事態解除。信じられるのは落語だけ。かけ橋、ジムに行く前座。それに
比べて、ヨレヨレの2人。いつも着物の夢丸が作務衣の訳。まるで寺男。着物だと
コロナ禍で遊んでいると思われるからとか。
お話。猫のように大人しい猫久がある日狂奔、脇差しを三遍拝んで渡すのを見た、
熊さん興味津々。男子の本分うんうんと聞いて、真似がしたくてしょうがなくなる。
ぽわぽわした熊さんと烈女なかみさんのやりとりに笑い。ぽんこつな熊さんに愛情。
だじゃれならぬ、名人の口まねをどさくさに挟んで受けを取り。
夢丸「悋気の火の玉」
枕。着物だと不要不急男と思われる、電車で座るとき両手を合わせて南無と
誤魔化す。そもそも着物を着るようになった訳とは回想。
お話。下駄屋主人に遊廓遊びに入れあげるが金欠、妾を囲うことにするが女房に
バレてしまう。女通しで呪い殺し合う始末。初七日が済んだ頃、2人が化身した
火の玉が一大バトル、大騒動になってしまう。主人はなんとか鎮めようとするが。
女性通しの嫉妬バトルなんだけど、火の玉に愛嬌あって、物語る語り口に裏表が
なくてカラッと明るい。素性がいいホラーコメディを楽しむねこ。
亭夢丸「あたま山」
枕。8時終演のため、迅速な再集合をありがとうございます。一之輔兄さんと
酒を飲む代わりにネタの交換をしている。最近高座より稽古の依頼が多い。
マスクをつけてだけど、蕎麦を食べるネタだとシュール。マスクの中で唾が飛んで
凄い、呼吸困難に。どの落語好きかと言われると難しい。一番衝撃を受けた1席
（受けない、無理がある、サゲが解ってもらえない）をこれから。
お話。どがつくケチの男、拾って食べたさくらんぼう故か、頭から芽吹いてしまう。
やがて、一大観光地のようになってしまうという。
しばらくぶりに聞く、珍しいネタ。フィクションの、語り芸のリアリティを楽しむ
ねこ。スラップスティックを明るく語っていい感じ。
一之輔「船徳」
枕。2人のフォルム（髪とか全体とか）が最近ますます似てきた。
お話。勘当された若旦那、船頭にあこがれるに留まらず、なってしまう。へま続き
で控えに甘んじていたが、ある日出番が回ってきて。
わがままだけど、好かれてもいる若旦那。なにをやってるんですかな、スラップ
スティクコメディの楽しさ。
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