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 第六回特選落語集

 @水天宮前 日本橋劇場(2021/07/20 1ステージ)
 1階指定 3900円 2階自由 3500円

 市童「洒落小町」15分
 小里ん「二階ぞめき」19分
 一朝「船徳」28分
  仲入り10分
 小満ん「宮戸川(上)」19分
 雲助「宮戸川(下)」25分

 2021/07/20(火)晴 6:14-8:13PM(65/休10/44)前方上手 客席9割(100人)
 客層:ベテラン中心。男性過半数。
 客入れ:感染対策。検温、手指消毒。

 市童「洒落小町」
 お話。ガチャガチャのお松があだ名の女房、浮気者の亭主をこき下ろす。
 優しい言葉、洒落の一つも声かけしたら外にでなくなるかも、隠居に助言されて。
 できるおばさんの洒落芸、洒脱とくだらないの塩梅ほどよし。早間のテンポで
 くっきりと語って気持ちいい。

 小里ん「二階ぞめき」
 お話。昼日中から吉原へ出かける若旦那を見かねた番頭。空いてる店の二階に
 吉原をつくり、せめてそこでいてもらおうという。
 若旦那の妄想一人芝居が落語そのものという面白み。無駄がなくコンパクト、
 可愛いおかしみがあって◎。

 一朝「船徳」
 お話。勘当された若旦那、船頭にあこがれるに留まらず、なってしまう。へま続き
 で控えに甘んじていたが、ある日出番が回ってきて。
 気持ちいい風が吹くよに進む、語り口の心地好さと巧さ。

 小満ん「宮戸川(上)」
 お話。遊びが過ぎて、実家から締め出しをくらった幼なじみの半七とお花。
 仕方なく、叔父の元へ向かう半七。お花は迷惑がられるもかまわず付いていく。
 移動中の地名やらさりげなく補足したり親切。粋で愛らしい語り口、叔父夫婦が
 とても可愛らしくて素敵。

 雲助「宮戸川(下)」
 お話。夫婦になった二人に思いがけない出来事が。
 サゲは定番の夢落ち。悪人達は凄みをもって、終盤の芝居がかりも堂に入り。
 けど演じすぎない落語らしさはさすがのベテラン。

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