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 さん喬 極め付け長講「二夜」

 @水天宮前 日本橋劇場(2021/09/11 1ステージ)
 1階指定席4000円 2階自由席3500円

 左ん坊「出来心」11分
 さん喬「五人廻し」枕6+噺22分
 さん喬「たちきり」枕1+噺39分
  仲入り12分
 さん喬「妾馬」41分

 2021/09/11(土)晴 6:15-8:28PM(80/休12/41)中段下手 客席9割(120人?)
 客層:ベテラン中心、男性8割。
 客入れ:感染対策。検温、手指消毒。隣が空いてたり、そうでなかったり。

 長講三夜+1、中止になった5/7振替公演。

 左ん坊「出来心」
 お話。別名まねけ泥。落語だからといって程度がある間抜けぶり。
 呑気上等、可愛げもあり。

 さん喬「五人廻し」
 枕。元吉原の料亭で昭和名人達の寄席に前座ででた思い出。若い時は臭くあれ、
 その内削がれていく。と言われたがいまだに臭い。
 お話。待ちぼうけの遊廓、お客達はそれぞれに怒り心頭。
 客達のキャラ演じ分けが愉快。

 さん喬「たちきり」
 枕。お座敷は時間でなく、線香で計ったとサゲの前提。
 お話。遊びが過ぎて蔵詰めのお仕置きを受けた若旦那。3ヶ月ぶりに贔屓の花魁を
 訪ねてみたが。
 しっとりしみじみ。若旦那もともに歌うので一層。

 さん喬「妾馬」
 お話。長屋住まいから大名の側室、このたび世継ぎを生んだ祝いと、その兄が屋敷に
 呼ばれる。作法を知らずトンチンカンだが、妹への愛情はしっかり本物。
 幸福な落語。がらっぱちだけど、誠実さ賢さが裏打ちされたことが知られる
 兄キャラがいい。

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