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 立川談笑 第226回月例独演会

 @半蔵門 国立演芸場(2021/09/12 1ステージ)
 全指定3700円

 「ワクチン怖い」枕21+噺28分
 「黄金餅」40分
  仲入り10分
 「浜野矩随」31分

 2021/09/12(日)晴 6:01-8:11PM(90/休10/31)前方下手 客席4割(90人)
 客層:20才代とベテラン、男女半々。
 客入れ:感染対策。足マット、検温、手指消毒。チラシ袋入り、夢空間20周年記念
 手ぬぐい同梱。終演後規制退場、今回も高座からお見送り。

 「ワクチン怖い」
 枕。冒頭照明ショー、三味線でヨコハマ黄昏♪。なんで?、スガさんの地元が!?。
 コロナ禍でおかしな事を言ってる医師がいる。医科歯科系受験予備校に勤めていた
 頃見聞きした裏事情を、当時の憤りとともに暴露。
 お話。取り合って、虫が恐い話。ところが1人みなと系色が違うやつがいて。

 やってみたかった、元が噺家の通り名がまんこわ、こちらはちんこわと言いたかった
 だけ、皆さんの思い出の1ページに、とか。嫌いな虫のくだりがエグくて、そこから
 ワクチンへ行くので、元ネタ同様シュールな(電波系か)タッチになるのが面白し。

 「黄金餅」
 枕。貧富の差が大きくなるのか。山谷でもホームレスは減っているようだが。
 お話。下谷の裏長屋に住む西念という坊主。死に際に餅が食べたいと言うので、
 隣に住む金兵衛は願いを叶えようと大量の餅を西念に渡すと。

 前半までは生々しさを抑えて「規定演技」(談笑)、後半はエグイ描写やコメント
 付加。迫真の描写と演技で、金兵衛の欲深さ<<生きる逞しさを強く感じさせ。
 凄いなあ。

 「浜野矩随」
 枕。名人に2代無し。落語界ではざら。
 お話。名人の子の作品を、道具屋はがらくたと思っても、義理で買っていた。
 3本足の馬をもってきたのに嫌気が差し、もう手を切ると手ひどい言葉を。
 細部に魂宿るの感。丁寧に登場人物達の心理を描き、納得の一席。

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