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 さん喬 極め付け長講「三夜」

 @水天宮前 日本橋劇場(2021/09/14 1ステージ)
 1階指定席4000円 2階自由席3500円

 小きち「子ほめ」9分
 さん喬「夢の酒」枕7+噺24分
 さん喬「浜野矩随」枕5+噺26分
  仲入り11分
 さん喬「文七元結」48分

 2021/09/14(火)小雨 6:15-8:26PM(72/休11/48)中段上手 客席7割(90人?)
 客層:ベテラン中心、男性8割。
 客入れ:感染対策。検温、手指消毒。隣が空いてたり、そうでなかったり。

 長講三夜+1、中止になった5/10振替公演。

 小きち「子ほめ」
 お話。褒めれば呑めると聞いたけど、ドジな始末。
 高校生かと思う若やぎ、元気いいぞう。サゲが厄そこそこって、なんで?。

 さん喬「夢の酒」
 枕。小きちのサゲ。小さんに言われたことを思い出した。サゲを変えるより本体と。
 夢はどこでみるのか。
 お話。亭主の浮いた夢にでた美女に、女房・お花は嫉妬。父親に夢の中でお小言をと
 お願いする。
 夢の浮気に嫉妬する純情(異常)お花と、飄々とした夫、ちゃっかりした父のキャラ
 対比、演じ分けが面白い。
 
 さん喬「浜野矩随」
 枕。夢の酒は名人文楽の十八番。前座で挨拶したときは後光が射して見えた。
 お話。名人の子はぼんくらと呼ばれたが、道具屋は将来を推してがらくた作品を
 高値で買っていた。3本足の馬をもってきたのに嫌気が差し、死んでしまえと
 手ひどい言葉。ぼんくらは母親に告げるとありえないことに同調。母こ請われ、
 形見にと取り組むが。
 呑気な「夢の酒」から重めのこちらへ。一人芝居か講談か、登場人物それぞれの
 心理を浮かばせ、しっとりと語り。終盤は軽く語って、いい感じ。

 さん喬「文七元結」
 お話。腕はいいのに博打で身代を持ち崩す左官長兵衛。年が越せなくなり、
 娘は自らを吉原に身を預け。身代の50両を身投げしようとした手代文七へ与えたと
 聞いて、女房お兼は激怒する。
 「浜野矩随」とも重めの人情芝居ナイトに。じっくりと語るけど、落語らしく
 さらっと過ごす場面もあって、いい感じ。

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