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＠水天宮 日本橋公会堂(2022/01/18 1ステージ)
1階指定席3900円 2階自由席3500円
馬久「猫怪談」17分
一朝「やかん泥」40分
扇遊「三井の大黒」枕2＋噺33分
仲入り15分
小満ん「橋場の雪」24分
雲助「初霜」枕2＋噺24分
2022/01/18（火）晴 6:30-8:51PM（75/休15/51）中段中央 客席満員？(150人）
客層：20-30才代女性とベテラン、男性過半数。
客入れ：感染対策。手指消毒。当日パンフ A5 2ページ。
馬久「猫怪談」
枕替わり。亡くなった人の胸のところに魔除けの刃物を置くならわしがあった。
お話。養父が亡くなったが、与太郎はよく判っていない。大家が一通りの手配をし
通夜も済ませ、谷中の瑞林寺へ早桶代わりの漬け樽で担いでいったのだが、
その途上で。
奇譚。無気味さを与太郎のバカぶりで喜劇にまた人情劇に昇華する感。落とし噺
だし。口跡くっきり、ニュートラルの語り口もいい。
一朝「やかん泥」
お話。新米の泥棒はトンマで大声、親分は困り顔。実戦に連れて行くが。
泥棒なのに祭の賑わい、気持ちいいくらいバカ。困惑の親方のやりとりをテンポよく
語り、まあ面白いこと。
扇遊「三井の大黒」
枕。コロナがまた。オミクロン株を略して言うと。
お話。名人大工 左甚五郎もの。関東にやってきた左甚五郎、江戸の大工達の仕事に
けちをつけてボコられる。棟梁が中に入り、これを気に入り、居候となるが。
とぼけた甚五郎と、歯切れのいい棟梁の演じ分けが見事。巧いなあ。
小満ん「橋場の雪」
お話。亭主が夢の中で女と会っていたと聞いて、焼き餅焼きの女房は激昂。義父を
巻き込んで大騒ぎとなる。みんな息子の話に耳を傾けないから厄介。上方では
「夢の悋気」と題する一席。
パタパタと軽やかな噺運び。みな善人、みな可愛い。さげに微笑み。
雲助「初霜」
枕。昔の東京は寒かった。寄席の楽屋がどうだった話。
お話。老いた植木職人二人の友情譚。清閑な庭園、マイペースでざっぱくな留さん、
フォローを欠かさない平さん、悪態をついたり、たしなめたりの日常の中に浮かぶ
関係性、友情を暖かく描く。
語り口、演じわけ。人情噺してないのに思いがけず滲む味わいの素敵。さげもいい。
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