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＠水天宮前 日本橋劇場(2020/02/04 1ステージ)
1階指定席4000円 2階自由席3500円
あられ「黄金の大黒」枕1+噺11分
雲助「浪曲社長」枕2+噺15分
白酒「お茶汲み」枕4+噺14分
龍玉「双蝶々〜定吉殺し」31分
仲入り16分
馬石「双蝶々〜雪の子別れ」30分
2022/02/04(金)晴 6:30-8:37PM(81/休16/30)後方下手 客席満席(180？人)
客層：20-30才代女性とベテラン男女。男女半々。
客入れ：感染対策。手指消毒、セルフもぎり。1F空席をとこどこ空けて満遍なく、
2F自由席もいつもより多く盛況。当日パンフ A5 3ページ。次回5月の先行販売に
長蛇の列。
あられ「黄金の大黒」
お話。長屋の地面から金無垢の大黒像が出て来た。大変目出度いことと喜んだ家主、
店子連中を呼んで御馳走することに。店子たち、正式に紋付きを着て口上を述べよう
とするが巧くいかない。
仲入り前に4席、今日は配分悪いです。10分で終えないといけないと、口上までを
歯切れ良く語り。
雲助「浪曲社長」
枕。トリで「雪の子別れ」をやると言ったら、弟子達に年を考えてと止められた。
トリより先が似合っている(負け惜しみ？）。
お話。社長の面接にやってきた新入社員は個性強すぎる面々ばかり。
昭和！サラリーマン落語！、聞き違い勘違いの呑気笑い。浪曲が好きすぎる社員と
社長コンビがいい。
白酒「お茶汲み」
枕。一門会でトリが雲助でなくてもいい、新しい概念。今日は龍玉、馬石二人会。
浪曲社長と双蝶々をつなぐのは皆さんが考えるより難しい。
お話。吉原でもてたという話を聞けば、女の狂言話に巧く乗って上げたからという。
あやかろうと乗り込むことにするが。
調子のいい、男と女の化かし合いが愉快。
龍玉「双蝶々〜定吉殺し」
馬石「双蝶々〜雪の子別れ」
お話。（定吉殺し）不遇の家庭に育ち、大家の勧めで奉公に出された長吉。
窃盗常習犯となるが番頭の権九郎が目撃、強請って旦那の百両を盗ませる。
たまたま居合わせた小僧の定吉を絞め殺し、待ち合わせた権九郎も殺して奥州へ
逃れる。
（雪の子別れ）長吉の父親・長兵衛が寝込んで3年。おみつは夜になると亭主に黙って
物乞いする日々。田舎者に慰みものにされそうになり、やけっぱちな気持ちになり
かけた時、長吉と偶然の再会を果たす。長吉が長兵衛に金を渡して去ろうとすると
天命が尽きたときは潔くお縄になれと意見される。長屋を出て吾妻橋。芝居がかりの
台詞に続き「御用！」の声。
ハードボイルド劇画タッチの龍玉。キャラの語り分け巧し。恐ろしい場面はさらっと
仕草、権九郎はナレ死で過ごし。ほどよく湿り気ある人情芝居の馬石。素直に引き
込まれ。クライマックスの芝居がかりの台詞はもひとつノリがほしい感じ。最後は
さらっと終えて、後味悪くなし。
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