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＠水天宮前 日本橋劇場(2022/06/28 1ステージ)
1階指定席3800円 2階自由席3300円
神田松麻呂「奉書試合」13分
一之輔「臆病源兵衛」枕9+噺18分
夢丸「千両みかん」枕11+噺20分
仲入り15分
夢丸「胡椒のくやみ」枕5+噺19分
一之輔「抜け雀」枕4+噺34分
2022/06/28(火）猛暑 6:30-8:50PM(73/休15/52)上手前方 客席7割（170人）
客層:ベテラン中心に3世代、男女半々。
客入れ:前方席はまんべんなく。当日パンフ A5 3ページ。次回は来年
神田松麻呂「奉書試合」
お話。剣豪・荒木又右衛門、長い鍵屋の辻の仇討ち譚から柳生宗冬への奥義伝授
（奉書試合）を抜き読み。
颯爽と講釈、若くてかっこいい。時々詰まるのがご愛敬。
一之輔「臆病源兵衛」
枕。次の次に生まれ変わったら講釈師になりたい。夢丸さんと1月以来、終わったら
反省会（最初からもう一度落語）と水ごりをやっている。アメリカのサブウェイで
マヨネーズが多いと怒った客が銃を乱射。日本で噺家で良かった。人はなんか大きな
恐ろしいものが上にいないとだめなのかもしれない。
お話。臆病な源兵衛へ悪戯しようと、女を餌に夜、誘い出すことに。恐がりだけど、
スケベ、また酒飲みなのでまんまと釣られてしまう源兵衛。
度が外れた源兵衛、怖がりぶりがやり過ぎる位が程よい面白さ。サゲはお風呂で
極楽とわかりやすく変え。肉を切っている婆さんに地獄かと尋ねると「娘のお陰で
極楽です」って？？だもの。
夢丸「千両みかん」
枕。反省会でもう一度落語は嘘。でも2人でネタ交換はよくしている。「臆病源兵衛」
のサゲがわかりにくい、どうやってると聞かれて答えたのを早速やっていた。私の
なのに、即応力すごいけど。明日から船のツアーに乗り込んで落語の仕事、以前の
体験談。
お話。若だんなが臥せってしまい、番頭が訳を尋ねると欲しいものがあるという。
昨日の生酒の会で聞いたばかり。夏の噺だから。番頭のパニック落語。時々悪乗りで
笑わせ。勢いだけでなく、緩急も巧くつけてノリノリ。
夢丸「胡椒のくやみ」
枕。会が近づくと子供(4歳）が腹を下す。いろいろ考えたいのに…。小児科の待合室
は大騒ぎ。日本人は他人のふりをよく見てあわせるから騒がない。それができない
人がいると。
お話。度が外れた笑い上戸の男。急死した大家の悔やみに行くため、兄貴分のところ
作法を教わりにいく。笑い上戸が過ぎるのを案じた兄貴分は胡椒を渡し、泣き顔に
なって誤魔化せと送り出すが。
振れ幅大きく熱演。意にそぐわずとはいえ不謹慎な行状に苦笑いの客席も、勢いに
引き込まれた感。
一之輔「抜け雀」
枕。コロナ禍でみんな控えていたくしゃみの噺(苦笑）。気を遣って横向いてました
けど。くしゃみ解禁ですね。
お話。無一文の男が宿代替わりにと描いた雀が外に飛び出したから大変。閑古鳥の
宿屋が見物人で大繁盛。そんな中、さる老人が絵に手抜かりがあると指摘して。
勝ち気な宿屋の女将と、Ｍ気質な主人。困り顔、ふて腐れ顔らいろいろと愉快。
書かれた絵を鳥駕籠(親を駕籠書きにしてしまったの後悔）から松の木（子を待って
いるぞとの親心の現れ）に変え、希望ある未来に繋げるサゲとしたのが素敵。
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