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＠半蔵門 国立劇場小劇場（2022/07/19 1ステージ）
全指定5000円
枝次「二人旅」7分
一之輔「麻のれん」枕8+噺18分
市馬「寝床」枕4+噺29分
仲入り16分
白酒「付き馬」枕8+噺23分
権太楼「へっつい幽霊」枕7+噺33分
2022/07/19(火)晴 6:37-9:11PM(67/休16/71)下手前方 客席6割(300人)
客層：シニア最多、二人連れ結構、男性7，8割。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。当日パンフは上と共用。
今日は前座上がりで定時より前に開演。
枝次「二人旅」
お話。男二人の貧乏旅、やっとの事で食事にありつくことができたが。
たわいない問答なやりとりをテンポ良く、力をいい感じに抜いて語り。
一之輔「麻のれん」
枕。コロナで10日間自宅待機、かみさんもで二人きり。TVがないので落語のCDを
ずっと聞いていた。二人の価値観の違いがよくわかった。
お話。按摩の杢市、迷惑をかけたり、助けを借りるのも嫌い。旦那から泊まりの誘い
酒の魅力には逆らえない故だが、寝床への案内を固辞したが失敗の始まりで。
枝豆で呑む、表情と仕草がとてもいい。落語というかたっぷり一人芝居。
市馬「寝床」
枕。一之輔は気働きができるしっかりした男、休演代役のお礼も、ずっとこのまま
気を遣っていてほしい。
お話。旦那が義太夫の発表会をすると聞いて、近所の衆は逃げる口実あれこれと。
番頭は自分のことを失念して、一生の不覚。
フルスペック、でも得意の歌はなし。番頭の本心がのぞむ間や言い澱みが愉快。
突飛なことはせず、明るく軽やか、丁寧に語って心地好し。
白酒「付き馬」
枕。一之輔のコロナで二人会が中止、コロナなら許されるんだからハッキリ言えば
いいのに。一之輔を持ち上げておいてディスるという。キャッシュレスばかりで、
現金を持ち歩かないが、たまさか現金のみの飲み屋だったときどうしたかというと。
お話。吉原、無一文だけど当てがあるとうそぶき、ちゃっかり逃げおおせてしまう。
よく喋る、悪びれないうそぶきぶりが見事、浅草のひやかし模様が楽しい。
権太楼「へっつい幽霊」
枕。75歳後期高齢者です。高校の時末廣亭で前の「カップル」がお爺さんばかりと
帰ってしまった、トリは文楽なのに。寄席は爺さんばかりが頑張っているそんな処。
今日はへっつい幽霊をやります。大学の時、今座っているここで文治がやっていたら
最後までへっついがなにかわから無かった。説明が必要、システムキッチンです。
お話。道具屋にあるへっついから幽霊が出て、誰が買っても返しに来るという。
剛毅な博打打ちの熊五郎は気にせず、もらう受けることに。その夜。
フルスペック、キャラいろいろ、それぞれに癖、因業ぶりをくっきりと聞かせ、
楽しいなあねこ。
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