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＠半蔵門 国立演芸場(2022/08/04 1ステージ)
全指定4100円
左ん坊「狸札」13分
さん喬「ちりとてちん」枕5+噺25分
さん喬「禁酒番屋」枕2+噺22分
仲入り17分
さん喬「長短」枕2+噺11分
さん喬「笠碁」枕5+噺29分
2022/08/04(木)雷雨 6:47−9:01PM(71/休17/48)下手前方より 客席2割(70人)
客層：男性8割、ベテラン中心。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。鼻先までマスクをしてとお願い。
当日パンフ A5 3ページ。11/3の新作だけの会と、11/14の本年最終の集成のチケ
先行販売。高座後方が夏仕様、よしず戸、真っ青な空色に風鈴飾り。規制退場あり。
左ん坊「狸札」
お話。狸が恩返し、請われたのは謝金返済がためのお金。
高めの声で可愛げあり、全体長閑なのも○。
さん喬「ちりとてちん」
枕。日本の食は多彩という話。コース料理、時間を掛けて高くつく、実際食べている
のは30分もないだろうに。
お話。褒め上手というか過剰な男へご馳走。楽しい思いをした大家は、口の悪い店子を
懲らしめることを思いつく。
ゆったりと品良く運ぶ中の悪意がスパイシーな噺。顔芸でなお愉快。
さん喬「禁酒番屋」
枕。ちりとてちんは関西の落語。三味線の音色からきた外題とか。酒は百薬の長の
真意は早く効くから。
お話。惨劇を省み、殿様自ら禁酒のお達し。藩士一同否応なく…のはずだったが。
賢い小僧が、愚鈍で強面の門番へ復讐。キャラの演じ分け巧く、愉快痛快。
さん喬「長短」
枕。顔や性格が違うから、他人と会っても人は安心できる。「長短」はフランスの
文化祭でやったことがある。予め筋書きは配付して判った上かもしれないが、2人の
やりとりに即爆笑、フランスはもらったと思った。落語の世界に入り込んで、情を
もって聞いてくれて、有難いことだなと。
お話。気の長い長さんと気の短い短七。性格は真逆なのに仲がいい。そんな2人の
凸凹なやりとり。
おっとりしてるけど聡い短七、喧嘩早いが情がある長さん。噛み合わない速度の反面
通い合ってるのが知られてほっこりするねこ。
さん喬「笠碁」
枕。凝るということの弊害。
お話。隠居老人達の楽しみはへぼな碁勝負。よけいな知恵をつけられ待ったなしの
勝負をしたら、意地の張り合いになって喧嘩別れ。本心は仲直りしたいのに。
十八番のねた。今日は一段と細やかな筋立てと人物描写で○。
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