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＠浅草 浅草見番(2022/09/29 1ステージ)
全自由4000円
さん坊「道具屋」13分
権太楼「鰍澤」枕7+噺31分
仲入り10分
さん光「悋気の独楽」枕7+噺13分
権太楼「一人酒盛」枕7+噺28分
2022/09/29(木)晴 7:00-8:58PM(53/休10/55）上手中段 客席9割(90人)
客層：2世代、中高年中心。男性過半数。
客入れ：座蒲団桟敷6列。最後尾に椅子10席ほど。
さん坊「道具屋」
お話。のんきな与太郎は諫められて露天商を出すが、商売はとんちんかんで
ままならず。
一層楽天、ふわふわでとろとろの与太郎がいい。
権太楼「鰍澤」
枕。大手町落語会で指定、今日はその稽古、良いか悪いかやってみないと。
宗教のこと。野球と宗教は交わらない、どっちもそれぞれでいい。
お話。吹雪の参詣帰り、一夜の宿を頼んで家には妙齢の美女。聞けばもと吉原の
遊女、卵酒をご馳走になり。亭主が帰って飲んだ卵酒は毒酒、旅人は効かない身体で
必至に逃走。もはや絶体絶命。
細部を細かくリアルに語り演じて、人となり、情景が生々しく浮かび。話の運びは
逆に削いでスマート、すっきり。終盤の筏場面もスペクタクルにはせず、サゲに
もっていき。
さん光「悋気の独楽」
枕。いつもの日本橋劇場より客席が近い。師匠との近況報告は大坂編。
お話。旦那の浮気を疑ったおかみさん。小僧に後をつけさせ、聞き出すと案の定。
小僧が持ち帰った占い道具、旦那、女将、お妾の勝負独楽に怒り再発。
負けを認めない気が強いキャラ揃い、板挟みの小僧が困るでなく、楽しんでいて
愉快。
権太楼「一人酒盛」
枕。自分達の若い頃は、圓生の鰍澤。やって見たら短かった（どこか抜けた？）。
今日は圓生特集、意地悪な一人酒盛だったと芸談。
お話。美味い酒をもらった一緒に飲もうと留を呼びつけた熊。肴をつくらせ、燗の
用意もさせて、辛抱できないと一口飲み始め始末。それでも二人でじっくりやろうと
いう。延々と一人での飲み続けて、終いには留に悪態をつく始末。困ったものなり。
気持ち悪い、嫌らしいとは見えない、困ったおじさんぶりが楽しいところ。飲み食い
の表情、演技がいい。これがためもあって、憎めないという。
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