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＠水天宮前 日本橋劇場(2022/10/18 1ステージ)
1階指定席2800円 2階自由席2500円
朝枝「普段の袴」20分
圓太郎「かんしゃく」枕6+噺17分
江戸家小猫 動物ものまね 21分
圓太郎「うどんや」枕7+噺23分
仲入り15分
圓太郎「算段の平兵衛」枕3+噺41分
2022/10/18(火)曇 6:32-9:10PM(1'36/休15/44)中段下手 客席8割？(100人)
客層：ベテランより2世代、男性過半数。
客入れ：次回2月のチケット先行販売。当日パンフに、米朝、小さん、小三治に
教わったことら。今回のサブタイトルは、密かに人間国宝の影を追いかけて
噺家をやっているな意があるとか。
朝枝「普段の袴」
お話。道具屋でカッコよかったお侍の真似をするとんまの噺。
ノビノビと演じ、なんだろポップな味わいも感じさせ。
圓太郎「かんしゃく」
枕。コロナ禍なのでムリをしないとしばらく休んでいた。何に逆らえないというと
かみさん。男は女には叶わない、そこで考えた男達がいた、ルールを作ったという。
噺家も人によってルールが違う。
お話。行き届かない周囲に旦那はなにかと小言、癇癪を爆発させる。しかしある日
女房が完璧な家事を施し、文句のいい処がなくなってしまう。
キレる／褒める それぞれに人の善さが滲み出る。怒っても悪い印象なし、やがて
滋味を感じさせて○。
江戸家小猫 動物ものまね
レクチャー風に始まり、家の芸にこれでは如何と思ったが、如何に面白さで勝てない
ジレンマ。そんなプロセスもクスリ笑い誘う実演。動物の鳴き声がどうしても人の
声に聞こえるあれこれに笑う。
圓太郎「うどんや」
枕。人は大事なことは小声で言う、聞こえないので妄想で遊んでしまうことがある。
電車で和服美女になんと囁かれたか噺（とほほ）。江戸の売り声。
お話。今夜は閑古鳥の流しのうどん屋。呼ばれるたび、期待はするのだが。
よっぱらいオジサンが蕩々と多弁、泣かせるいい話だけどうどん屋には迷惑という。
圓太郎「算段の平兵衛」
枕。人は食後4時間が集中力のピーク。ピークをどこに持っていくでやりくり算段する
で早く寝たが深夜に目が醒め、犬を無理矢理散歩に連れ出し、ねたのが朝方。結局、
寝ていない。今は睡眠時間。
お話。村の庄屋。天涯孤独のお花という妾を囲い、悋気持ちの妻に知られて別れさせ
らる。さらにお花を村から追い出せと言われ、困ってしまう。一計を案じて算段の
平兵衛に嫁がせることに。平兵衛は手切れ金をすぐ使い果たし、困ったあげく、お花
に「美人局をやろう」と悪事を持ちかけ、いいよる庄屋から金を強請る段取り
だったのだが。
米朝の大ネタとか。ピカレスクコメディ。性悪だし、グロいしと気持ち悪い噺なの
だけど、愛嬌もおかしみもまぶして、面白い一席とし。「らくだ」かという死人を
踊らせる身振りと動きが可笑しい。圓太郎やるね。
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