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＠下北沢 本多劇場(2022/01/04 1ステージ)
全指定 前売3700円 当日4000円
いっ休「やかん」枕1+噺13分
与いち「磯の鮑」枕1+噺14分
一之輔「堀の内」枕19分＋噺13分
一之輔「七段目」枕9+噺18分
仲入り17分
一之輔「鼠穴」枕なし、48分
2023/01/05(水)晴 7:00-9:33PM(1'28/休17/48)前方上手 客席ほぼ満員(340人)
客層：20-30才代女性とベテラン男性中心。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。当日パンフ A5 2ページ。
物販。関連CDほか。規制退場あり。
いっ休「やかん」
枕。師匠と地方公演へ。平気で嘘をつくという。
お話。何でも知ってると言われるご隠居に長屋のはっさんが根掘り葉掘り聞く。
ほどほどにきちんと、リズムよく語り。
与いち「磯の鮑」
枕。自分も師匠と地方公演へ。知ったかぶりをするという（言ってすぐ袖に謝り。）
お話。亭主はぼんやり、かみさんはしっかりの定番夫婦。貧乏で米も買えない、
地主の息子の婚礼を幸いに一計を案じ、祝儀を買いにいかせるが。
阿呆に愛嬌あり、嫌味無く面白く。
一之輔「堀の内」
枕。暮れと正月近況。1年前のとんでも代役回顧。紅白は何処へ行きたいのか。
実家近くの神社が金満化？、もの申すけどきちんとお参りはし。
お話。粗忽を直せるならと慌て者のがやくよけ祖師「おそっさま」へお参りに
行くことにするが、モチロンすんなりとはいかない。
最早不条理に突き抜けてて、気持ちがいい阿呆振り。笑う笑う。
一之輔「七段目」
枕。引っ込まず続け、放心状態から醒めて。芝居(歌舞伎)をよく観に行くとあれこれ。
お話。稼業そっちのけで芝居ぐるいの若旦那。小僧を止めにやるが、これも芝居好き
で火に油を注いでしまう。
ノリノリ、芝居がかりも巧く、し過ぎないとこも○。途中、大学時代に素人歌舞伎
（お膳立ては本格）に出演したこと、正蔵師匠襲名時の神をも恐れぬ勧進帳にも。
一之輔「鼠穴」
枕なし。
お話。一文無しで無心にきた弟に、兄が貸した金は三文ぽっち。弟は恨みを抱き
ながら、粉骨砕身して稼業を成功させる。返金がため訪ねた夜、弟は兄の本音を聞き
心許す、がとんでもない災禍に見舞われてしまい。
リアル、迫真、笑いなし。夢中のまさに鬼な兄貴表現が凄い、醒めてのほっこりを
素敵なものにし。
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