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＠水天宮前 日本橋劇場(2023/03/20 1ステージ)
1階指定席 3900円 2階自由席3500円
だいえい｢雛鍔｣枕2+噺15分
雲助｢商売根問｣枕2+噺17分
春輔｢莨の火｣枕6+噺30分
仲入り16分
小満ん｢伽羅の下駄｣枕8+噺15分
さん遊｢猫の災難｣枕5+噺32分
2023/03/20(月)晴 6:30-8:58PM(72/休16/52)前方下手 客席1階 3割(80人)
客層：20-30才代女性とベテラン、男性過半数。
客入れ：いつに増して薄めの客席、期末のせい？！。当日パンフ A5 2ページ。
だいえい｢雛鍔｣
枕。特選の会へと意気込んでいたが、WBCの見過ぎで。
お話。屋敷の御曹司は銭を見たことがなく、穴あき銭を刀のつばと聞いて信じて
いた。これに感動した職人が自分の子供をそのようにと、余計なことを考えて。
聞きやすく、清々しい。
雲助｢商売根問｣
枕。楽屋の4人で310歳、ありがたいので賽銭箱を置いたらと席亭の加藤さんへ提案
したが却下。一番自分が若いので前座で。
お話。隠居が仕事もせず遊興三昧の男に説教。今の仕事を聞くもはぐらかされ、
強く叱ると、男は金儲けの手段を持っているといって…。
お調子者をさらりと調子よく、面白く。
春輔｢莨の火｣
枕。陰陽はどこでもある、手のひらを上にする下にするもそう、逆にすると
大分勝手が違ってくる。
お話。品のいい年寄りから自分でも遊べる御茶屋をと、尋ねられた駕籠屋。早速、
顔が利く一流の店に案内、すると年寄りは駕籠屋に心付けを渡したいと、店の若い
衆に立替を頼んでくる。喜んでと渡すが、それが終わりではなくて。
ミステリーコメディかと、浮世離れした景気の良い祝祭噺。主人公そのもののような
春輔師匠、派手なことを長閑な語り口でして面白い。サゲの気が抜けた感じが
落語してて○。
小満ん｢伽羅の下駄｣
枕。どう噺に入ったら良いか考えてる。速記本もない噺。「くしゃくしゃ」(顔が
そうだった）と呼ばれた噺家の定番ねたで他はやってなかった。先代萩との繋がり。
お話。大家は遊びが過ぎて店が開かない豆腐屋へ説教。心を入れ替えて早朝仕事始め
と、立派な武士から水を求められる。酔い覚めのと察して気さくにあげると大いに
感謝し、お礼にと伽羅の下駄を投げ込んでいく。大層良い匂いがするのを不思議
がって、大家の処に聞きにいくと。
愛らしい噺を師匠のキャラでほんわかと。サゲがだじゃれで更に軽いのがいい。
さん遊｢猫の災難｣
枕。自分は酒がまったく飲めない。ほどよい飲み方について。
お話。酒好きのおじさん、酒肴をつい呑んで猫のせいにしてしまう。
あーいえばこーいう、呑気な問答が楽しい。いい声でさらりと語って、クスクス笑い
絶えず。心地好い一席。
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