＠下北沢 ザ・スズナリ(2023/04/09-23 9ステージ)4/6中止
データはOKINAWA1972 レポート参照。
出演：
チーム人類館
山下直哉 ：調教師
伊藤弘子 ：女
塩野谷正幸：男
アイヌ兵士たち
浅倉洋介 ：貝沢健一
三上陽永 ：黒森蓮司
ウチナンチューの兵士たち
五島三四郎：安里仁陽
上田和弘 ：仲間義真
本間隆斗 ：ななしの兵士
ヤマトンチューの兵士たち
里美和彦 ：津田大成
工藤孝生 ：木村時光
ヤマトンチュー兵士の偉い人
杉木隆幸 ：犬飼満男
ウチナンチューのひとたち
竹本優希 ：島袋ミツ
甲津拓平 ：島袋勇一
龍昇 ：島袋正信
かんのひとみ：島袋トミ
ひめゆり部隊の看護兵たち
福井夏 ：玉城初枝
山川美優 ：宮里寿美子
ひめゆり部隊の指導教員
荒木理恵 ：翁長光江
2023/04/18(火)晴 2:03-9:02PM(1'54)前方中央 客席ほぼ満員(70人)
客層：ベテラン中心に男性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。椅子7列。当日パンフ A4 1枚。
物販。パンフ A4 7ページ展開式 500円。流山児祥 著作本 即売サイン会あり。
カーテンコール1回 PRなど5分。写真撮影可。
詩森ろば 新作書き下ろし。OKINAWA1972再演と交互上演。
モチーフ。明治期、異人種としてアイヌや台湾先住民、琉球人らを見せ物として
展示した「人類館」。抗議の声があがり社会的事件となったが、明治政府 新支配下の
地域への差別意識が背景にあり、これを題材にした戯曲「人類館」へのリスペクト
から描かれた作品とか。
舞台。OKINAWA1972と同じ。三方イントレ、森の緑、小テーブルを組合わせて使用。
お話。太平洋戦争末期、沖縄戦では迫害されたアイヌと琉球人が日本の盾となって
戦う。「人類館」展示ドラマのメタ構造をとり、現在も続く差別と支配、しかし
潰えない真心の交流を描く。
調教師・権力者と見世物・虐げられ犠牲になる人々をめぐる、シニカルなブラック
コメディの枠組みが、不穏でグロテスク。儚くも尊い心の交流さえ、蹂躙され、
嫌悪感と怒りが沸き上がり、笑うしかないやるせなさが襲い。とても体感的で、
スリリングな観劇体験となり。地獄はその場にいないとわからない、それは今も
続いているのかという。聞くに堪えられない残酷な内容を、耳から心に落として
くれる、時々自動・鈴木光介音楽と躍動するステージングが〇。
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