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＠人形町 日本橋社会教育会館ホール(2023/06/19 1ステージ)
全自由 前売3000円 当日3500円
貫いち「看板のピン」枕6+噺13分
圓太郎「蛇含草」枕7+噺20分
たけ平「死ぬなら今」枕15+噺12分
仲入り17分
圓太郎「百年目」枕10+噺53分
2023/06/19(月)晴 6:46-9:19PM(73/休17/63)前方上手 客席8割(160人)
客層：ベテラン男性中心、あと20-30才代女性結構。
客入れ：感染対策なし。後方まで結構埋まり。次回10月の回、先行チケット販売。
貫いち「看板のピン」
枕。テーマパーク、キャラクターと言う職業。博打打ちと質屋。ぶち込む等隠語。
お話。古参親分が仕掛けた賭博の手管に感心した与太郎、早速真似てみたが。
溌剌、けど続くと平板。もう一工夫ほしい。
圓太郎「蛇含草」
枕。散歩してて恐い目に、信号待ちでアボガドを咥えて種を吐くおばさん、威嚇する
カラスに両手を挙げて対抗したら、尻餅をついて怒ったおばさん。人間、堪えるのが
大事。
お話。なにかと食ってかかる、暑いのに熱を帯びる男に、隠居は都度小言。あげくに
「餅」ならいくらでも食べられると豪語するので。これに謎の薬草が絡んでホラー。
「そば清」の餅バージョンですか。暑苦しい熱血？親父の様と、つり込まれてしまう
淡泊隠居とのやりとりが面白い。餅はのどごしと呑み込み続ける、バカぶり、顔芸に
笑い。
たけ平「死ぬなら今」
枕。コロナ禍でコミュニケーションが取れない。どんより天気の街で目撃した
あれこれ。こんなに喋るのは、やるネタを考えているから、大ネタ百年目の前だから。
お話。ケチで有名な男、臨終の床で三百両を棺桶に入れるよう遺言。その通りに
すると親戚がもったいないと騒ぎ、贋の小判を入れることに。さて、あの世でえんま
大王から地獄行きの沙汰を申しつけられた男は、早速袖の下に賄賂を贈り、逆転極楽
行きに。えんま大王と手下はその金で遊びにいくが。思わぬ次第でサゲが「死ぬなら今」。
よく喋る、客弄りをする、メタ落語。ネタ三昧、毒を嫌味ならず撒いて、まあ楽しい
こと。ベテラン中心の客席がボーとしている印象だったせいもあったとか。
圓太郎「百年目」
枕。来年、落語協会は設立100年。寄席中心のイベントの実行委委員長になった。
「百年目」を若手から師匠連中まで皆にやってもらうことに。声を掛けているが
お前がやらないなら俺もやらない事件が勃発。で今日の会。入門したての昭和57年
にもうだめだが年に3回もあった。
お話。石部金吉な番頭、こっそり大旦那に化けて船遊び。主人と偶然であってしまい
翌日呼び出されて戦々恐々とするが。
たっぷり、普段は聞けない次第まで細やかに語り、充足感ある長講。一部くどいと
感じる時もあったけど。
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