[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠水天宮前 日本橋劇場(2023/07/10 1ステージ)
1階指定席3900円 2階自由席3500円
小もん｢粗忽の釘｣枕3+噺17分
一朝｢片棒｣枕4+噺22分
鯉昇｢船徳(一世一代)｣枕4+噺33分
仲入り15分
小満ん｢王子の幇間｣枕2+噺22分
小里ん｢お化け長屋(通し)｣枕2+噺36分
2023/07/10(月)晴 6:30-9:10PM(83/休15/62）前方下手 客席1F3割(90人)
客層：ベテラン男性中心、次いで20-30才代女性。
客入れ：当日パンフ A5。12月公演のチケット先行販売。
小もん｢粗忽の釘｣
枕。同業落語家のリアルな粗忽ぶり。
お話。うっかり者の大工。引っ越し先でほうきを掛ける釘を打つが、長尺もの更に
柱でなく壁に打ち込む体たらく。謝りにゆくが、何をしに行ったのかわからないと
いうお惚け。
カラリと演じ。粗忽者が一番落ち着いているという、ズレた可笑しさ。
一朝｢片棒｣
枕。暑くてぼーとしてしまう、寄席で落語を聞いて休むのがいいかも。
お話。三兄弟を前に、悋気な父親は自分の葬儀をどうするのかと聞いてみたが。
先週観た市馬師匠の歌謡ショーとは違い、語り中心の通常版。歯切れ良く闊達に
放言しだいを語って、楽しいところ。
鯉昇｢船徳｣
枕。60才70才… 節目毎に祝い服が替わる。もう70才、あまり力を入れず。
お話。勘当された若旦那、親切に拾われて船頭稼業。危なっかしいので、
仕事はさせまいとしていたのだが…。
疲れる、70才でする噺じゃないとぽつり（笑い）、箸休めなのかともかく脱線
しまくり。導入の丁寧な語りもあって長講となり。
小満ん｢王子の幇間｣
枕。幇間といってもいろいろ。
お話。幇間の平助がしつこい、二度と店に来ないようにする方法は無いものか。
お内儀は一計を案じ、奇策を出すが。
シームレスに洒落を言い続ける噺。調子いいが口は悪いところをさらりと過ごす
ところに師匠の良さがあり。もう少し歯切れ良く、声が出るといいのだけど。
小里ん｢お化け長屋(通し)｣
枕。江戸時代の大家は今と違い。
お話。長屋の空き家を店賃値上げの歯止めにしようと、幽霊噺をでっち上げては
訪ねてくる借り手を追っ払ってきた古株。ある日、脅しが利かない野郎がきて。
後日談付きの通しは初めて観たねこ。くだらないドタバタぶりが愉快。
[月間一覧］