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＠人形町 日本橋社会教育会館ホール(2023/09/11 1ステージ)
全指定 3900円
松ぼっくり「のめる」11分
市童｢ろくろ首｣ 枕なし23分
雲助｢くしゃみ講釈｣ 枕なし20分
一朝｢淀五郎｣ 枕なし36分
仲入り13分
小満ん｢九州吹き戻し｣ 枕なし31分
2023/9/11(月）晴 6:30-8:49PM(95/休13/31) 前方下手 客席6割（120人）
客層:ベテラン中心に2世代、男性過半数。
客入れ:感染対策 特段なし。
・松ぼっくり「のめる」
お話。口癖を言った方が奢るルールのゲーム開始。
コロコロと快調、軽みか面白味。
・市童｢ろくろ首｣
お話。与太郎に思わぬ縁談はなし、しかし嫁に傷があるという。
オフビート過ぎる与太郎、愛嬌ある天然ぶり○。如才ない叔父さんとのやりとりが
愉快。
・雲助｢くしゃみ講釈｣
お話。折角の逢引を講釈師に邪魔された男、仕返しに講釈師の高座をコショウを
使って邪魔しようとする。
枕代わりに落語家と講釈師でのナンパの違い。渋い声キャラでずっこけ、茶々が
入りまくる可笑しさ、お家芸の愉快な顔芸が愉快。
・一朝｢淀五郎｣
お話。忠臣蔵を掛けることになったが、判官役者が病気休演。茶屋の倅が大抜擢、
でも肝心の切場で、由良助役の市川團蔵が花道から近寄ってくれない！。芝居の
出来が不味いからだ。
今まで聴いた中で一番の｢淀五郎｣。落語と言うか、熟練の１人芝居、演じ分け、
キャラの味わい良し。過ぎない軽さもいい。中村仲蔵が淀五郎から話を聞き、諭す
いい場面で携帯着信音楽。全然止めようとせず、落語を留めて待つ事態に。
「一番いいところなのに」と師匠のぽつりが哀しい。
・小満ん｢九州吹き戻し｣
お話。放蕩が過ぎて勘当、太鼓持ちになるが続かず、九州に流れ着いた喜之助。
江戸の頃の馴染みが営む店で奮闘、人気者となる。金が溜まり、里心募って、江戸へ
戻ることにする。たまたま出会った千石船に密航するがとんだ目にあってしまう。
風景が見える落語。キャラが活き活き、洒落っ気あり、江戸の風が吹く一席。
吹き戻され「スベクタクル」でサゲ（笑）