＠池袋 東京芸術劇場 シアターイースト（2023/10/07-15 9ステージ）休演10/11
全自由席（入場整理番号付）一般4000円 25歳以下2000円（枚数限定）
高校生以下 無料（枚数限定）
テキスト・演出：三浦直之[ロロ] 美術：青木拓也 美術助手：伊東あおい
照明：富山貴之 音響：池田野歩 衣裳：臼井梨恵 衣裳制作：西山梨香
衣裳協力：藤谷香子 舞台監督：原口佳子 舞台監督助手：森山香緒梨
稽古進行：中村未希 演出助手：西岳 デザイン：佐々木俊
制作助手：大蔵麻月、佐藤瞳 制作：奥山三代都[ロロ]、坂本もも[ロロ]
FTレーベル プログラム・ディレクター：長島確、河合千佳
出演：大場みなみ、北尾亘［Baobab］、田中美希恵、端田新菜［ままごと］、
福原冠［範宙遊泳］、松本亮
シーン構成 内容／登場人物／俳優
0 前説
1 中華料理屋の話 ／倉田無垢(くらた・むく) ／大場・松本・端田
2 姉妹部屋の話 ／柴四季(しば・しき) ／大場・田中・端田
3 駅伝の話 ／田町綿餅(たまち・わたもち) ／北尾・福原・松本
4 凧揚げの話1 ／砂川檸檬(すなかわ・れもん) ／大場・端田
5 ATMの話 ／恩田虹夢(おんだ・にじむ) ／端田・福原・松本
6 足湯の話 ／来栖パン(くるす・ぱん) ／田中・端田・福原・松本
7 習字の話 ／大曲鳥子(おおまがり・とりこ) ／全員
8 タワマンの話 ／斎藤文斗(さいとう・ふみと) ／福原・他全員
9 亀の産卵動画をみた話 ／真鍋楓美(まなべ・ふうみ) ／田中
10 天城ビルディングにたどりつけない話1 ／工藤あずさ(くどう・あずさ) ／大場・北尾・福原
11 駅のホームでピザを食べてる話 ／草薙鶴見(くさなぎ・つるみ) ／田中・端田
12 車窓/転換 ／前田長袖(まえだ・ながそで) ／北尾
13 ジャグラーを打ちたい話 ／室町梅子(むろまち・うめこ) ／端田・松本
14 カラオケの話 ／森永すすき(もりなが・すすき) 襟永武蔵(えりながらむさし)
佐々木寺紋(ささきじん) ／全員
15 ストレッチの話 ／前田長袖(まえだ・ながそで) ／北尾・田中
16 線香花火の話 ／枕辺優香(まくらべ・ゆうか) ／端田・福原・田中
17 丸いものの話 ／逢沢海(あいざわ・うみ) ／大場
18 バスケの話 ／足立清丸(あだち・きよまる) ／北尾・福原・他全員
19 七味の話 ／三柴衣(みしば・ころも) ／北尾・端田・福原・松本
20 雑談の話 ／高梨ゆらぎ(たかなし・ゆらぎ) ／田中
21 ハワイ旅行の話 ／足立サクラ(あだち・さくら) ／端田・北尾
22 保育所の話 ／前田夏菜緒(まえだ・かなお) ／端田・福原
23 全部すいとる話 ／三笠祢音(みかさ・ねお) ／大場・田中
24 凧揚げの話2 ／砂川檸檬(すなかわ・れもん) ／大場・端田
25 会社の空調の温度を下げる話 ／徳永芋助(とくなが・いもすけ) ／北尾・松本
26 学校の水飲み場の話 ／屋根野遼(やねの・りょう) ／大場・福原
27 円山川の話 ／佐々木松生(ささき・まつお) ／福原・松本・北尾
28 ほらねの話 ／水波窓(みずなみ・まど) ／大場
29 静寂の話 ／氷見さえり(ひみ・さえり) ／大場・田中・端田
30 広告の話 ／佐藤海牛(さとう・うみうし) ／松本
31 キャッチボールの話 ／佐藤央司(さとう・おうし) ／北尾・福原・田中
32 服の話 ／足立真留(あだち・まる) ／北尾
33 天城ビルディングにたどりつけない話2 ／工藤あずさ(くどう・あずさ) ／大場・北尾・松本
34 うさぎとかめの話 ／三雲大慈(みくも・だいじ) ／松本・北尾・福原
35 最強の武器の話 ／木村琴絵(きむら・ことえ) ／全員
2023/10/10（火）晴 7:04-8:31PM（1'27）中段上手 客席ほぼ満員（180人）
客層：20-30才代女性最多で2世代。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。開場時40人位。最前C列。当日パンフ A4 3ページ
とシーン構成表。物販。台本 1000円ほか。カーテンコール2回。
新企画ＯＳＰ、書き下ろした50人の登場人物を使い、全国の大学生、市民と
オムニバス形式で創作していくものとか。今回は顔見せ目的で、全登場人物の台本を
一挙上演。6人の俳優が50のキャラを演じ、バラバラの場所と時間をつないでいく。
舞台。大きく4ブロック。下手から時計回りに、背もたれのない囲み箱ベンチ、
繁ったのと枯れた立木、オフィス机と椅子、手すりのついた高台、公園ベンチと
平土間ぽい箱ベンチ、球形のペンダントライト3、壁にカーテンのついた窓。
あらまあ、かわいいこと、楽しいこと、全キャラが愛おしいという桃源郷。ずっと
観ていたい、家において癒やしてほしい。天衣無縫な転換と進行はどうやっているの
かな素晴らしさ。もちろん、俳優もだし、ロロメンバーはいないのに三浦ワールドに
嵌まって親しみやすい。対比対称がそこかしこで泣かすし（笑）。
トーク 8:34-8:59PM（25）
上坂あゆ美（歌人）、三浦直之
三浦 ずっと長編が書けないでいる。上坂さんの歌集を読んで、脳がもみほぐされて
パーと書きたいものが浮かんだ。歌集みたいな演劇をやりたいと。
上坂（感想）面白かったです。人のインスピレーションがこんなことに。飛距離が
あるから面白く観られた。
三浦 豊岡の大学生と4人のキャラバンを。今回はキャラを紹介する公演にしたいと。
上坂 三浦さんは自分と交わらない人。
三浦 昔は自分のことから書いていたが最近は距離を置いている。自分に近いと
根暗になる。
上坂 登場人物が驚異的な人数、でも全員に愛を感じる。
三浦 みんな同じように存在すればいいなと。上坂さんの歌集にも感じる。ずれた
モノが1つの空間でバランス良く列んでいる。
上坂 三浦さんは人間が好きですか？。
三浦 難しい質問。好きです。
上坂 憎たらしい人、嫌いな人にもいいところ、愛することが出来る瞬間がある。
今日の舞台はそれだけ見せられているよう。恐いなとも思う。
老人ホームを題材にした歌集のこと。自分には自分の人生がしっかりとあって、
計算して切り取っている。人間の多面性フェチ。でも、今日の舞台はあれだけ
愛おしいを切り取るのは凄い、覚悟がいる。
三浦 物語が書けない、辛いシーンが書けない。自分の心だけ、どう動くかだけ、
そこはぶらさずに。上坂さんの切り取り方を聞きたい。
上坂 短歌は、装置（情景など）は嘘でも、気持ちは本当。記憶に本当のことは
ないすると学説があるが、自分はやりたいように創っている、それは私には本当の
こと。
美浦 エモくしたがり、気をつけないと。自分は記憶を装飾して行く感じ。
上坂さんの歌集のように切り取りたい。
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