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＠早稲田 戸山公園 陸軍戸山学校軍楽隊 野外演奏場跡(2024/03/22-25 4ステージ)
全自由 事前予約2000円 当日券2500円 応援チケット4000円
作：太田省吾（太田省吾劇テクスト集（全）出版：早月堂書房 刊行年2007年）
演出：河井朗 ドラマトゥルク：蒼乃まを 記録：manami tanaka
主催・企画・製作：ルサンチカ 共催：戸山公園サービスセンター
助成：芸術文化振興基金助成事業
出演：
御厨亮
永井茉梨奈
2024/03/24(日）曇 11:01-12:26PM(1'25)西側 客席満員（50人）
客層:2世代、男性7割。通りすがりの人もいた模様。
客入れ:感染対策なし。開場時数人。木陰と日向、東西にパイプ椅子1列。
当日パンフはQRコードから。物販なし。開演前に都管理事務所の方から、歴史と演劇
公演を今年から再開した経緯。コロナ禍で場所を探していたた早稲田の演劇サークル
から打診があり、その時の成果がきっかけとか。今年度第四弾でまだ続くとのこと。
カーテンコール１回。終演後、都のアンケート／巾着袋プレあり。
92年初演作。沈黙の劇・太田省吾には珍しい闊達な会話劇。
会場、舞台。すり鉢状の窪地、底に完全円形のガゼボ、ただし屋根なし。床は一面
白布。その下にはバスケットら。周囲の野ざらしゴミ調度も実は美術。
劇中、公園鳩の群れやカラスたちがタイミングを見計らったように参加し。
お話。初老の夫婦、今とあのころの記憶語り。過去を再構築する対話。夏の思い出。
2人だけが知ることでは対峙、シリアスな話なのに夫君はあくび（笑）。
初演の老いた夫婦でなく、若い夫婦の姿を若手役者が演じ。追想で留まらず、先へと
広がる再生イメージを描くに相応しい感。チャーミングでロマンチックな会話劇と
なり。オープンエアの野外劇、何もない更地、天井がなく星空が覗く、澄んだ空気の
朝、鳥が鳴くなどの言葉、露天の廃品や切り株を見立てて活用など、この上なく
サイトスペシフィック。瑞々しくて清々しい。