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＠新橋 内幸町ホール（2024/03/27 1ステージ）
全自由 前売4000円 通し特別料金7000円
小きち「鈴ヶ森」15分
さん蕎「肝つぶし」枕8+噺30分
さん蕎「幾代餅」枕4+噺38分
仲入り15分
さん蕎「たちきり」枕7+噺37分
2024/03/27(水）晴 6:45-9:20PM(96/休15/44)前方 客席3割（60人）
客層:ベテラン中心、男性過半数。コアな人達印象。
客入れ:感染対策 特段なし。先着整列入場、開場時40人ほど。当日パンフ A5
2ページ。次回7/18分 先行販売。
小きち「鈴ヶ森」
お話。新米泥棒が間抜けすぎて使い物にならない、朝から親方に怒られてばかり。
真面目バカ、もはや可愛い。呆れの間合いがちょっと長め、脱力感ある可笑しさ。
さん蕎「肝つぶし」
枕。大谷がどうなるか気になる。しかし6億って、我が身が情けなくなる、芸人は
お客様に喜んで頂ければ、しかし…。ほか、街で見かけた男女の模様。
お話。その男は恋患い、相手は夢でみた女という。医者は中国の逸話を持ち出し、
ある条件の日に生まれた者の生き肝を呑ませれば直るという。これを聞いた男の
兄貴分は男の父親への恩義から、条件と合う実妹を殺そうとするが。
夢中の恋ってロマンティックと思いきや、ホラー展開。口演が迫真でなお怖いけど、
ペーソスと情愛交えた人情噺とし。
さん蕎「幾代餅」
枕。よく夢を見る、それもストーリー性が高いのを、下げがあったりする。
お話。職人の恋煩いの相手は今をときめく高位の大夫。金をため、身分を詐って
思いを遂げられたのだが。
続けての恋愛（煩い）もの。たっぷりの惚け顔にとほほ笑い。愛ある周囲がいい。
さん蕎「たちきり」
枕。幾代餅で分からないのは、なぜ「野田」の醤油問屋なのか。帯広のキッコーマン
の方に教えてもらった。野田の醤油問屋の旦那が宣伝も兼ね、吉原で大金を使って
遊んだ。ため、野田の醤油屋は江戸庶民にはお金持ちの代名詞になったというもの。
遊郭と花柳界はきっぱりと違う。向島の小学校はなぜか花柳界の中にあったので
馴染みがあった（おかげで勉強が…）。
お話。遊びが過ぎて蔵詰めのお仕置きを受けた若旦那。3ヶ月ぶりに贔屓の芸妓を
訪ねてみたが。
刈り込まずに盛っていく、しっとりがたっぷり。