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＠人形町 日本橋社会教育会館ホール(2024/10/25 1ステージ)
全指定3900円
小はぜ「さんま火事」24分
小満ん「樊？<口へんに會> はんかい」枕12+噺12分
今松「お若伊之助」枕4+噺33
仲入り13分
小里ん「子別れ 通し」56分
2024/10/26(金)曇 6:45-9:22PM(88/休13/56)前方中央 客席4割(90人）
客層:ベテラン中心 男性7割。
客入れ:感染対策 特段なし。当日パンフ A5 3ページ。2月分までのチケット販売。
小はぜ「さんま火事」
お話。長屋の連中が大家のところへ知恵を借りに来る。吝い屋（しわいや＝ケチ）と
呼んでいる家主の油屋のやり方が癪にさわってしょうがないと、愚痴を並べ立てる。
仕返しに火事だと騒ぐのはどうか＞秋刀魚を焼こう、河岸だ！河岸だぁ！に
決行決定。
常に上行くケチぶりを見せる番頭との闘いをさらっとテンポよく語り。ちょっとハス
キーな声もいい。
小満ん「樊？<口へんに會> はんかい」
枕。野ざらしの中華版。項羽と劉邦の戦い〜鴻門之会。日本なら小田原の評定など。
洒落をまぶし、川柳や歌唱音曲を交えて語り。
お話。中国の長屋。野ざらしの清十→聘珍樓（へいちんろう）、八五郎→崎陽軒
（きようけん）と洒落。筋立ちは一緒、聘珍樓の元に楊貴妃の亡霊が現れて、肩を
「トントコ トントコ トントントン」＞まな板も中華鍋もないよ。これを覗き見た
崎陽軒、自分もとなるが現れたのは巨漢・はんかいで。
品よくて遊び心あり。強面のはんかいが恩返しに現れるけど、愛嬌欠かさず、楽しい
ところ。
今松「お若伊之助」
枕。温暖な冬、野生の動物が町に。選挙になると人が変わる。
お話。手切れをしたはずの伊之助だが、毎夜隠れ住むお若嬢のもとに忍んでくると
いう。頭が問い詰めてみると、明かなアリバイがあって。
怪談話の妖しさなく、江戸の風が吹く洒脱な世話語りに転じ。間に入っててんてこ
舞いな頭が愉快。
小里ん「子別れ 通し」
枕なし、お話。上・夫婦別れ、中・花魁を家に入れる、下・夫婦が元の鞘に収まる。
上がたっぷり30分、中は短く、お馴染みの下20分位。上を聞く機会は少ないので貴重
、また吉原をしっかり描いていたのがらしいところ。人情噺の王道も湿り気は抑えて
江戸の風吹く心地よさ。終盤の鰻屋に番頭が同席、これが仲を取り持ついい仕事をし。
サゲは、ここは鰻屋だろ、また裂かれるといけない。通常の、子はかすがいに掛けた
ものでなく、さっぱりとしたもので面白い。
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