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＠有楽町 ヒューリックホール東京（2024/11/19-21 5ステージ)
全指定7500円
＠大坂 松下IMPホール 11/7-10 5ステージ
＠豊橋 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール 11/12 2ステージ
原作：たなかしん 演出：河原雅彦 脚本：野上絹代 音楽：瓜生明希葉
劇中画：たなかしん 美術：中根聡子 照明:大島祐夫 音響:大木裕介
映像:ムーチョ村松 衣裳:冨樫理英 ヘアメイク:山本絵里子 演出助手:城野健
舞台監督:今野健一、川畑信介 美容協力：RICE FORCE
宣伝美術:東學 宣伝写真:須佐一心 制作:佐々木悠、旦部遥奈 宣伝広報:山口美栄、
大川大樹 製作:亀田雅之、高橋典子、北牧裕幸
企画制作:リコモーション キューブ
主催：リーディングアクト「一富士茄子牛焦げルギー」製作委員会
出演：
岡﨑彪太郎：ぼく
羽野晶紀：おかん、茄子牛
山西 惇：おとん、ケン(ボクの友達）、富士山、鬼
2024/11/18(火）晴 6:31-8:12PM(90+11)後方下手 客席6割（500人）
客層:ほぼ全員20-30才代女性。
客入れ:感染対策 特段なし。当日パンフなし。物販。パンフ A5 1200円。
カーテンコール3回 お約束のスタンディング。作家さんを呼んでトーク10分。
みんな座ればいいのに！？。300枚書き下ろし、山西さんの頭にはもっと毛をと事務所
都合で追加。日替わりのアドリブ台詞を考えないと（山西）。作家さんから
「幸せになるきっかけになれば」とのこと。
2021年初演、キャストを変えながら今回4演。ねこ初見。
舞台。劇場大きすぎないか危惧したけど、見易いし、中段席でも表情わかるしで○。
中央、一段高くダイニングテーブルと椅子。上手にコタツみかんとソファ。下手に
布団。後方一面スクリーン、書き下ろし原画、モノクロで出過ぎず、バランス良いを
終始投影。
お話。父と子の新年の朝、おとんの夢は奇想天外、富士山に夢を叶えてあげると言われ
苦手のお餅焼きで焦げないように願ったという。息子なぼくはツッコミながら、トース
ターの餅がいつまで経っても焦げないことに気づく。どうも日本中が異常事態に陥った
らしい。明かされていく父子2人である訳、おかんとの別れと再会を描く、人情ファン
タジー。
楽しい、心沁みる、良いものをみたねこ。夢の物語の中、少年の成長と家族愛を大坂弁
の軽妙な掛け合いと、暖かくて味わいある台詞で綴り。すべて聞き取れる声の音響が
抜群。劇的な動きなくも、心の動きを視線の行方や物語る絵面なミザンスで巧く表し。
初々しくも芯に力強さある、ぼく役・岡﨑彪太郎君。明るくてユーモアあり、血の通っ
た情愛を感じさせる、おかん役・羽野晶紀さん。なんでも演じられる、幅広く奇態怪演
しながら、おとんでは等身大の好演、おとん役・山西 惇。良い座組なり。