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＠人形町 日本橋社会教育会館ホール(2025/06/02 1ステージ)
全指定4000円
こきち「のめる」15分
さん喬「水屋の富」枕12+噺36分
さん喬「火事息子」枕12+噺28分
仲入り15分
さん喬「井戸の茶碗」枕7+噺36分
2025/06/2(月）曇 6:45-9:28PM(105/休15/43)下手前方 客席6割（120人）
客層:ベテラン中心 男性過半数。
客入れ:感染対策 特段なし。当日パンフ A5 3ページ。9月のチケット先行販売。
こきち「のめる」
お話。口癖を言った方が奢るとゲーム開始。
ミディアムテンポで丁寧に、また歯切れ良く語り。
さん喬「水屋の富」
枕。自販機のこと。イタリアのタバコ自販機では相場によってはお金がついてきた。
子供の頃、飲み物は水道水。露天でレモン水を売っていた。ガラスの容器からの
涼しげ音が好きだった。海に近い深川の水は飲用出来ず、江戸時代に上水が出来た。
お話。神田上水らで汲まれた水を売り歩く水屋。友達付き合いで買った富くじが
一番札の千両（即日八百両）の大当たり。代わりが見つかるまで水屋は辞められず、
金の置き場所、知らない人を見ては怪しむはめに。遂には夢にまで強盗を見始めて
気が休まらない。
庶民の心の揺れをリアルに表し、小心ぶりが滑稽で切なくて味わい。
さん喬「火事息子」
枕。江戸弁の格好良さで、喧嘩に遭遇した体験談。芸人は口を出すなと釘刺された
とか。江戸の火消し、使っちゃならない組の名前、臥煙 がえんのこと。
お話。破天荒な息子は火消し（臥煙 がえん）となり、親に勘当される。
とある火事の夜、全身刺青をいれた息子は実家の危機を救い、番頭の機転で
親に再会するが。
しっとり濡れて、親子の揺れ、情交を物語り。まぶす笑いが程よくていい。
さん喬「井戸の茶碗」
枕。出囃、夏は来ぬ♪。ちょっと話したら、そのさんがやってくれた。出囃を使うのは
最近、以前はしゃぎり、太鼓だった。休憩時間に携帯など注意するのはコロナ以降、
それまではほったらかし、うるさく言わなかった。
お話。正直者の屑屋の清兵衛が預かり売った仏像から大枚小判。元の売り主に返そうと
したら、頑固に受け取らない。買い主の若侍と元の売り主の間で清兵衛は板挟みと
なってしまい。
省略をしない、どの絵面も細かく語り。身分制度から外された屑屋が人並みに扱われ、
また骨をおって感謝される喜びとその意味もちゃんと描いてて素敵。