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＠池袋・東京芸術劇場(小1) (1998/11/3-15 15ステージ) 全指定前売り4200当日4500
作：中村哲也 演出：西本良治郎 音響：山本淳 照明：日高勝彦
殺陣：西本良治郎、山田一善 振付：相良まみ、玉川錦之輔
出演：下記
1998/11/8(日)晴れ 7:05-9:30PM(2'20) 中段より 客席９割(270人)
客層：老若男女とりどり。家族、親戚も多いのかななごやか雰囲気あり。男女半々。
客入れ：客席誘導はあり。パンフ(800だったかな）、写真中心で薄いもの。でも、
これないと誰が誰やら。開演前アナウンスは、毎度のややおやじギャグなお茶目さ
あるもの。場内では近所交際、援助交際禁止、上演時間６時間３０分、なんちゃって
などで軽く場内の笑いとり。
舞台。格子柄の白い背景パネル。下手袖に階段ついた高見台あり。
お話。ダメサラリーマン（春田）、先祖は織田信長。落ち込む日々にみるのは
ご先祖様無念の本能寺の変な夢。会社も首、女房に逃げられ、不幸のずんどこ。
睡眠薬を飲み、自殺を計ろうとする。とそこに魔法使いな形をした男が。過去に
遡るクスリをあげる、思うように歴史を変えてはどうかと、悪魔のささやき。受容、
飲用し戦国時代にタイムスリップ。しかし、意志強くある信長は男のいうようには
動いてくれず・・。歴史を創る信長に、ダメな自分を変えたい思いを重ねながら、
ジレンマに少しずつ狂ってゆく男。その顛末を派手な殺陣、男芝居、とほほギャグ
混じりに描いてく。
一ひねりのシニカルな展開なるも、全体はストレートでわかりやすい。演技を含め
て、素直まっすぐな印象はＪＡＣらしく○。殺陣は大人数でよく動き、舞台狭すぎ
なほど、気合い入って迫力。天井から降りるとか上下の空間使いもあり。役者一杯
登場。それぞれにドラマなしどころ与え。元同僚、今は敵な忍者の悲しい運命とか
もっと主人公達周辺に絞り、すっきりさせたほうが○、と思えど熱入った素直演技
みてると、これはこれで○かしらとも。ただ、シニカルラストは予想通りとわいえ
なんか酷くないかしら。単純に夢みさせてほしいとも思うねこ
山崎銀之丞。終始きりりとした演技、かっこいい銀ちゃん傾向。シャドーも凄みを
まして見えて○。春田純一。あなた誰？な情けないキャラで冒頭。物語が進むに
連れ、どん詰まりに悩む感情がよく伝わり。と、シリアス演技の中、ガジェットなお
茶目演出を無理やりする（信長がライター使って、たばこ吸うとか）がしょうもなく
て○。
出演：
山崎銀之丞（織田信長）、春田純一（織田信秀）、舟田走（木下藤吉郎（秀吉））
吉田愛弓（お濃）、小木曽 真子（お島）、甲斐道夫（柴田勝家）、
武田滋裕（明智光秀）、岡田良治（丹羽長秀）、清家 利一（前田利家）
喜多川 務（服部小平太）、宮川佳寿姫（女子社員）、横山 一敏（佐七）、
田邊 智恵（茜）、日暮敏勝（辻井）、楠勝範（蘭丸）、田中弥生（力丸）
平木ひとみ、小野花雅里、栗本幸子（女子社員）
武智 健二（ハヤテ）、藤田 健次郎（ピエロ）、前川貴紀（浮浪者）
大前光範、伊藤 俊、伊藤知信、宮川康裕、永島浩ニ、北島光雄、飯千隆子
＜以下 ２９期養成部＞井深 毅、古俣雄二、島袋辰樹、金子佳代、押川善文、
藤好朗、中島俊介、小柴佳子、黒田洋介、四方 宗、本間修一郎