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＠新宿ゴールデン街劇場(2006/5/3-10 13ステージ)
http://www.geocities.jp/golden_gai_gekijou/
全自由 前売2300円 当日2500円
作・音楽 澤藤桂 演出：八木澤賢 美術：丸山賢一 演出助手：齊田貞子
制作：青果鹿 公式HP http://homepage3.nifty.com/seikashika/main.htm
出演：
白石里子 ：今日子（三助・次郎を訪ねてきた女）
犬塚浩毅 ：佐々木（次郎に亡き母の絵を依頼する）
深津哲也（大西亮平） ：次郎（実は女体絵師）
今関ますみ：文子 （今日子を追ってきた女）
荒井央 ：トシ （番台の婆）
鯨井智充 ：ウメ （オカマパブのボス）
中島章之（松原直樹）：モモ（同 若手ナンバーワン）
渡邉洋章 ：サクラ（同 新入り）
青木廉武 ：アコーディオン
2006/5/4(祝木)晴 5:05-6:32PM(1'26) 奥側より 客席7割(16人)
客層：20歳代中心、男性過半数。単独とお友達連れ半々。
客入れ：対面客席が恥ずかしいセンターステージ。ベンチ1〜3列＋パイプいす。
入口側が標準、奥側はより役者至近でサクラ吹雪下。壁際で横見もいいかも。
折り込みチラシそれなり。折り込みパンフA4 1枚。挨拶、あらすじ、配役、
スタッフ。次回公演。9/1-6 麻布die pratzeにて新作。カーテンコール1回1分。
劇団、劇場とも初見。冒頭アンケート？へ応えて吠え。前回公衆トイレから公衆
浴場舞台、清水邦夫らや先人の二番煎じじゃないぞと。やりたいことやれば、
気にしなくてもよさそうなものだけど…。
舞台。突先を両客席に向けた、四畳半サイズの湯船。本物らしい重厚な蓋、タイル
浴槽、洗い場を設置。片側に火鉢と椅子、牛乳瓶をおいて番台設定。正面から下手
に花道通路。
お話。愛するものの面影を求め、彷徨う男女の愛憎劇。歌舞伎町の寂れた銭湯に
現れた女は、いまは三助と聞く父を探しているという。当人通しなぜかはっきり
とはせず。しかし、飼っていた豚の記憶で通じ、女は居着くことに。一方、三助の
絵師としての才能を頼りに、湯女だった亡き母の絵を依頼する男あり。しかし、
みたものしか描かないと三助は断り。娘は豚好きの男に請われ、父のためにもと、
モデルとして湯女となるが。
直近の舞台で迫り、溢れる言葉で魅了。眼前、時々脇で演じられる、人いきれする
よな空間。屈折した思慕の情が重なる、アングラな内容ともない、ムーディ。日常
に必要がない、過剰にこぼれ出す言葉もまた。屈折しながら、豚の品種に異常単純
にこだわる男とか、欲望やトラウマの現し方がユニークで愉快。
終盤、ぱたぱたと犠牲になるのはいつも女な体となり。粘り腰だった語り口が、
きれいに流しちゃうPVのように薄くなるのが残念。
役者は、幼気、男盛り、お色気、屈折、遣り手とキャラがそろって、案配よし。
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