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＠荻窪 杉並公会堂小ホール(2008/1/22 2ステージ)
http://www.suginamikoukaidou.com/
全指定 一般2800円 当日3500円 杉並区文化協会会員前売2600円
杉並区民前売2700円
作・演出：永井愛[二兎社]
照明：齋藤茂男 音響：島猛 衣装：竹原典子 舞台監督：斎木信太朗
主催：NPO法人劇場創造ネットワーク（杉並芸術会館準備室） 共催：杉並区
後援：杉並区文化協会 制作：株式会社ファイブ・ミニッツ
出演：
三田和代（5役）：
塚ノ原宗盛 （福富銀行星美ヶ丘店支店長）
塚ノ原波磨子（その妻）
八重垣尚道 （八重垣家の一人息子、宗近のクラスメート）
天々姫先生 （天仰会副管長）
女性キャスター
永井愛（7役）：
塚ノ原宗近 （塚ノ原家のひとり息子、小学六年生）
塚ノ原クマコ（宗近の祖母、宗盛の母）
八重垣忠道 （福富銀行××駅前店支店長）
八重垣冨美代（その妻）
咲村はるな （福富銀行××駅前店行員）
海外特派員(男性)
男性キャスター
森一：語り手
2008/1/22(火)晴 7:03-9:07PM（68/休16/39）最前方下手 客席満員(200人)
客層：中高年中心に幅広く、女性8割。
客入れ：地下2階ホール、階上に案内あり。緩いひな壇に10列。コンサートホール
なのか、ライブな音響。折り込みチラシ少々、パンフA5 3ページ。配役、スタッフ、
予定。次回公演。1/24 斎藤憐作 竹下景子主演「ジョルジュ」。カーテンコール
間をおいて2回。
80-90年代小劇場ブームの中、ウェルメイドプレイで既に人気だった二兎社（大石静
、永井愛）で再演を重ねた作品。久々の舞台・永井愛とベテラン女優・三田和代、
そしてト書き読やら狂言回しで森一が参加、リーディングで復活。
舞台。５，６個の箱馬、畳三畳のついたてだけ。
お話。２つの銀行員一家が、「カズオ」という不明の若者が入り込むをきっかけに
崩壊していく。家族不通、浮気と昼メロなありきたりから、飛んで転がる展開が
見物。
地獄の沙汰も湧く笑い。面白い作品はいつになっても面白い。調度はなし、子供の
制服の他は、カーディガンや帽子など小道具を使う程度。素のこしらえで女優２人が
声色と演技を駆使して、１２役を見事に演じ分ける。とんがり気味の永井さんと、
オーソドックスな三田さんの組み合わせ○。傍観者・森一氏が面白くリアクション
してなおさら。崩壊劇なのに絶望の影より、人間くさい情けなさとしぶとさが前面。
懲りない登場人物達の物語展開の面白さ◎。秀作なのに埋もさすにもったいなし。
他の劇団でも取り上げてくれないかなあ。
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