[ホーム]（本ページは歌舞伎項目が出来次第、そちらにリンクします。）
＠渋谷 シアターコクーン(2008/6/10-29 30ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
１等平場席13000円 １等椅子席13000円 2等席9000円 3等席5000円
演出・美術：串田和美 補綴：竹柴徳太朗 照明：齋藤茂男 大道具：金井勇一郎
特殊効果：田中義彦 舞台監督：藤森篠次 制作：岡崎哲也ほか
主催：松竹株式会社、Bunkamura 製作：松竹株式会社
出演：
勘三郎 ：団七九郎兵衛
橋之助 ：一寸徳兵衛
勘太郎（〜6/19）七之助（6/20〜）：徳兵衛女房お辰
芝のぶ（〜6/19）勘太郎（6/20〜）：玉島磯之丞
七之助（〜6/19）芝のぶ（6/20〜）：傾城琴浦
笹野高史：三河屋義平次
亀蔵 ：大鳥佐賀右衛門
彌十郎 ：釣船三婦
扇雀 ：団七女房お梶
2008/6/15（日）晴 5:00-7:42PM（1'45/休20/28）1階平場前方下手 客席超満員（700？）
客層：女性9割以上、20-30才代最多に幅広く。お友達連れ中心。着物姿は少なめ。
客入れ：立ち見席たぶん満員。本日まで、くいだおれ太郎＠大阪がお出迎え。
いつものように、ロビーは縁日状態。平場の前方と花道両側の客には自分の身は自分
で守る、ビニールシートと雨河童支給。係員がタイムリーに装着願い。客入れ時の
役者板付きは開演定時7分前から。
物販。パンフ A4 2000円 別冊串田劇場付き。役者写真は全員テキヤスタイル。
ポスター 大1500円 小1000円。Tシャツ、手ぬぐい、そばちょこ、クリアファイル
金太郎飴 ほかいろいろ。お団子＋お茶500円。さつま揚げ300円。助六弁当600円
ほかサンドイッチなど。飲み物もいろいろ。客席での出張販売はなし。
カーテンコール3回9分。端から客席総立ち。2回目から串田さんと太郎登場。成長した
夏祭〜、太郎は初演以来など一言挨拶あり。
ヨーロッパツアー凱旋、コクーンでは3回目の夏祭。
会場、舞台。平場は座布団桟敷で広々演芸場雰囲気。上手下手では文字通りの御簾内
音曲。開演前に役者達が往来。今回はなんと義平次・笹野さんまで、なにげに通行人
として登場、ほよよねこ。三々五々と舞台にあがり、祭りの始まりムード。装置は
毛せんとかポイントを抑えて最小限、ため転換はとってもスピーディ。上方、入道雲
もこもこ、真っ青な夏空がホリゾント一面と広がり。劇場内は梅雨が明け、もう夏
全開状態。
お話。義理ある主人、玉島磯之丞とその恋人を守るため、ファイアーボールとなる
男達の物語。
夏祭の進化はとまらない。スピードとグルーブ感、さらに向上。泥場まで休憩入れず
一気呵成、場繋ぎで和太鼓ずんどこ、お客はカッパさっさか装着。泥まみれの修羅場
、団七の影がすごみを増す闇の世界から、色彩が躍るダンス天国へ。祭りというか、
南米カーニバルがごとし。
2幕目は一転、白々とした明かりがクール。ミニチュアの家装置、人形、はしごの
曲乗りと、立ち回りは馴染みの演出工夫で盛り上がり、和太鼓でエネルギー充填。
ラストの劇場開けは壁追加、やってくるパトカーは｢POLIZEI｣と独仕様。カーテン
コールは花道から中央通路を巡回行進、最後まで盛りたてサービス。ごちそうさま
でしたねこ。
役者。おかわり客には嬉しいダブルキャスト。お辰・勘太郎。ちゃきっと江戸前の
心地よさ。いまや持ちキャラな義平次・笹野。化け物めいたオーバーアクション、
ねち濃さは抑え気味に哀れささえそこはか。枯れはせずの彼も進化形。
[月間一覧］