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＠新宿 紀伊國屋サザンシアター(2008/7/23-37 7ステージ)
http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall1index.html
全指定 前売5300円 当日5800円
作：北村想 演出：八木橋修
舞台美術：袴田長武+鴉屋 音響：今村太志（サウンドクラフトライブデザイン社）
照明：源河新一（NEW-ONE） 衣裳：水野佳子 音楽：片野真吾
舞台監督：深見信生、室井義安 宣伝美術：前田宏治（AXL） 後援：アミューズ
制作：鈴木庸子 プロデューサー：八木橋修
主催：㈱スーパーエキセントリックシアター
出演：
川﨑麻世 ：西郷龍馬(元アイドル 初代大統領候補）
原田薫 ：西郷幸子（龍馬の妻 ミュージカル女優）
永田耕一 ：磯田ユキヒロ
丸山優子 ：戸池ゆりこ（内閣官房長官秘書）
中島大和 ：浅野タロウ（市民党事務局長）
野崎数馬 ：鬼野平蔵 （大手広告代理店 人事部長）
久積絵夢 ：南野庸子 （大手広告代理店 社員）
宮内大 ：小野ヨシノリ（龍馬のＳＰ）
佐藤秀樹[劇団BOOGIE★WOOGIE]：市村一夫（市民代表）
南波有沙 ：室町米子 （市民党総務会長）
石川泰彦 [オフィスのいり]：有栖川遼（ＳＰ）
山口麻衣加[劇団ノーティーボーイズ]：加藤ゆかり(大手広告代理店 社員）
2008/7/26(土)晴・猛暑 5:35-7:42PM(2'04)前方中央 客席ほぼ満員(450人)
客層：大人よりの老若男女、幅広く。お友達連れ多め、客席お茶の間ムード。
客入れ：前売・当日券完売と掲示。ロビーで切り絵展、ポストカード配布。
アンケートで公演名を書かせる欄があるのにふーん。標準フォーマットなのね。
客入れ注意アナウンスはテープ録音？、トークがあるのに客だし内容(場内に
開始時間とも掲示と声掛けはあり）。折込チラシそれなり、廃棄場所あり。
パンフ A6 3ページ 演出あいさつ、配役、スタッフ。物販なし。
カーテンコール1回1分。
北村想書き下ろしの新作、久々にSETをみるねこ。
舞台。焦げ茶の壁と調度の応接室。手前に大きめのソファセット、奥側上手に
パソコンモニタがのった重厚机。壁に富士山とか油絵。下手入口、上手に整理箪笥。
お話。政権与党の事務所。なにやら企み中の事務幹部と広告代理店。ゲストは漢字も
読めない元アイドル、現国際ミュージカル俳優。日本初の大統領、その候補になって
ほしいとの依頼に狐につままれ顔の俳優。まるで取り合わない彼に、アメリカの提案
日本のというか政党の思惑混じりに、政治家とスタッフは説得にかかる。
苦い風刺を笑いと歌のオブラートにくるんでエンタメ。冗談としか思えない、
でも笑えない政治の内幕が赤裸々に描かれ。選挙活動が仕事、国会は休憩所。国民
不在の悪法。安保条約は日本の軍縮、アメリカ保身がため、等々。
漢字がよめない元アイドルとのとんちんかんな受け答えと、有益な提案も無視される
市民代表のみそっかすぶりで笑いが絶えないけど、内容辛らつ。アメリカ圧力の
大統領制も、裏に「元首」明確化し改憲、アジア制覇の戦前同様野望が覗き。狂った
沙汰と思いきや、実は精神を病んだもののセラピー劇と中盤で暴露され、苦いどころ
か、毒笑。
明かされてから、後半狂気の沙汰エスカレーション。手帳が実はマンガでしたなど
ナンセンス。派手なミュージカル仕立ての政治集会稽古。これが良くできていて、
毒気も吹き飛ばす楽しさ。川﨑麻世役が政治＝愛に覚醒、堂々と大統領らしく
みえてきて、ほよよ。見栄えがよい、愛を惜しみなく与えるな殺し文句、素直に受け
取るか、感動の装いと斜めに見るか、うーん。幕が下りると一面の鏡、お客達は自ら
とご対面。主権は国民、決めるのは貴方たちと警句か、うーん。
役者。ＳＥＴは笑いはとっても社会派劇団らしく、楽しませつつ、骨太に演じ。
自由度高めの芸達者揃いで楽しめ。
トーク 7:55-8:25PM 客席半分居残り
出演：川﨑麻世を含む出演者全員 司会：丸山優子
・マイク渡されてないので懐中電灯で、話がのってきても30分で終わる、赤裸々に
語りますよ。で失敗話・自己申告から。
・言い間違いとか、噛んだとか。舞台経験が豊富な川﨑麻世は、さすがにごまかし方
が巧い。自分で作詞したりして、そっちの方がいいと言われたりする。歌詞カード
に1番の歌詞しか書いて無くて焦った（まさか憶えてないとは思ってなかった。
手持ちの2番を書いてあるのを渡した）
・原田薫が酒を飲み干す場面があるが、今日は量が多かった。川﨑麻世がどう飲むか
なとつい多く注いでしまった。
・官房機密費が漢方機密費になった。しかし、台本をもらったとき、意味がわから
なかった。(普段読まない）漢字が多くてと川﨑麻世、そんな作家の例など。
付き人が、何故と何処の区別がつかない。
・川﨑麻世の台詞の量が多い。いつも車の中で稽古するが、つい寝てしまう
（どうして家で稽古しないのかと（恐妻家らしい川﨑麻世は）つっこまれる。）
・稽古中に川﨑麻世のアイドル時代のことを聞いた。まず電車に乗れるのかと。
結構乗る方らしいけど、乗り換えの切符とかわからない。（切符でなく現金を
いれる）世田谷線であたふたした話。今日も電車できた、駐車場が高かったのと
洗車すると雨がふるジンクスから。
・弟子・石川泰彦が川﨑麻世と待ち合わせでわかりやすいよう、ハローキティの
Ｔシャツを着ていたが、それはないだろうとつっこまれる。
・出待ちの袖で寝ている南野庸子の寝方が巧い話。彼女は耳の検査のツー音で寝て
しまう。
・もみあげが凄い佐藤秀樹。楽屋でパシリ？。楽屋で鏡越しで見合っている男子達。
・川﨑麻世が高校生、まだジャニーズの時。中野の堀越学園へ行くときに、毎日
池袋駅の改札口でファンの子達200人位待っていた（その１人が山田邦子）。
一緒に山手線に乗るんだけど、圧力で窓ガラスが割れて、電車が停まったことが
ある。
・川﨑麻世はファンを大事にする話。子供の頃に憧れの野球選手にうるさい顔されて
傷ついた記憶があるから。
・川﨑麻世の今回の感想。稽古場でみな膨らませる、とても意欲的、演出が手綱を
締めるのをみて勉強になった。また出たいけど、タイツはいや。
・質問タイム。赤裸々に、家庭の事情でも握手してくれでも。
Ｑ１ 野崎数馬に抱きしめてほしいと若い女性（大受け）。
Ｑ２ 電車に乗っていて騒がれたりしないのか。
芸能生活が長いから、気にしない。麻世じゃなく、カイヤさんと呼ぶ人が
いるのは…。
・プレゼントタイム サイン入りポスター争奪 じゃんけん大会。なぜか男性ばかり
が残り。
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