[ホーム]（個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠三鷹 武蔵野芸能劇場 小劇場(2008/8/15-17 5ステージ)
http://www.musashino-culture.or.jp/geinou/top.html
予約・当日とも 1000円
作・演出：吉田麻生＊、江川瑠衣＊、樋口徳子＊ ＊[むっちりみえっぱり]
舞台監督：海老沢栄 舞台美術：萩原未来 照明：上田剛、星野明子、和田東史子
音響：中村嘉宏、ミッシェル、高橋真衣 宣伝美術：澁谷美香
制作：萩原かやの ほか 公演案内http://sds.mucchirimieppari.com/notice.htm
出演：
黒田大輔[THE SHAMPOO HAT］、松浦羽伽子、樋口徳子＊、江川瑠衣＊、吉田麻生＊、
澁谷美香、齊藤庸介
2008/8/15(金)晴 8:08-9:08PM(1'00)前方より 客席3割(15人?）
客層：20-30才代、ほとんど男性。カップル少々。
客入れ：北口右折、パチンコと線路の間の道すぐ。3階に劇場。チケットなし、来た
順にお金を払って入場。劇場、ロビーとも天井高くて気持ちいいねこ。スロープに
ベンチシート、中央ブロックのさらに5列〜11列目のみ使用の贅沢。前方客席は
芝居空間として使用。折り込みチラシ1枚。パンフ B5 3ページ。出演、スタッフ
、予定。 カーテンコールなし。
騒動舎・現代表のむっちりみえっぱり・吉田麻生の声かけか、魅力ある脱力系役者が
そろい。情宣不足、やや遠方、お盆のためか、初日はもひとつの客入り。
舞台。冒頭は紅白幕、中学校章と演台の卒業式美術。あとは素舞台。
構成。芸能つながり、その舞台裏オムニバス。幕間に齊藤庸介？さんのダンス。
苦汁の人生を予言する祝辞など、身も蓋もない中学卒業式。1人だけメタボ体型の
アイドルユニット。演出家が理不尽なダメだし、ミュージカル ア○ー稽古場。
仮装大賞審査員に不躾なお願いをする自称ファン。愛憎を描く無言劇、もひとつ
ゆるいダンス。 今少し詳細は下記。
格式張った行事、有名芸能やらの舞台裏パロディ。理不尽、また無自覚な悪意ある
言動を脱力芝居でオブラートして面白いあれこれ。騒動舎のカラーはよく知らねど、
むっちりみえっぱりらしい、屈託したテイストをクスクスまたにやり笑いで楽しむねこ。
覚書
1 中学卒業式 送辞は校長(黒田)、PAA会長(同2役)。これからの人生はドロドロで
ボロボロでしょう、そういうことでがんばってと、身にふたもなく結び。卒業証書
授与で、校長は一部スケベ顔。演台下でコメントしてた生徒・吉田は、最後の
反乱？と舞台で踊り出す。 校長とPTA会長の着替えは間に合わず、司会(松浦）は
あからさまに生着替えなどお約束演出。
2 SICK ジャ○ーズJr.3人チーム(黒田、松浦、江川）。上高地光(黒田)の体型が
三角定規でなく、分度器(小学生発想)。並んで踊ると隠れていたのが突然現れて、
イルージョンになると、ほかの2人が文句。2人が去り、光はマネージャからスケ
ジュールの変更と出演され。稽古代役としてハーネスの中乗りをお願いされ。役と
いうか、重りとしての役目なんだけど。なんでも引き受けちゃう光はマネージャー
が好きだから。インカムでうまく伝わらなくて、大声になって告白。実は相思相愛
と判り、ＴＶドラマに劇的な大団円となり。
3.ミュージカル ア○ー稽古場 客席にはだらしなく演出家(黒田）。ストリート
チルドレン役2人（江川、樋口）が、首の締めあい、生ゴムや土を食べると快感
とかへんな芝居。マジカルバナナをしようと、ア○ー(まんまの赤い衣装 松浦)を
呼ぶ。やってみると面子不足、アニーは犬のサンディ(澁谷)を呼び。
ここで芝居を止めて、演出家からダメだし。子役が密売人といったが、気持ちが
分からない、お父さんがお母さんを呼ぶ口調になっている。また炭酸を飲んできた
なと怒り。ア○ー役はダメだしなし。それでもと求められて、サンディを迎える
へんてこポーズをつけられ。でんぐり返しの気持ちっていったい何？。
ついで、犬のサンディへ気持ちのありようについて、ダメだし。犬なのに。でき
ないものだから、演出家自ら犬の演技（なんかリアルで凶暴）をやってみせる。
ドン引きの子役達。演出家と犬は和んでいるんだけれども。
4.○ちゃんの仮装大賞客席 「カメレオン」幕間に段ボールの四足動物が通り、照明
で七色に照らされ、どうってやったんだあと驚愕の審査員達。休憩時間、課長の
演目を応援にきたＯＬ2人。一人(松浦)が居残った審査員・山本晋也のファン。
こっちみないかとつぶやくと、なんとその友達は歌舞伎揚をぶつけて振り向かせ。
たしなめつつ、このチャンスに挨拶しようと近づく松浦。何故監督だけ仮装して
いないのか（鳥山アキラ先生の仮装でした）。見たという作品はことごとく監督
作品ではなし。本当にファンなのか。サインをもらおうとするが、紙がない。
席を外している渡○いっけいの名前書きを外して手渡し。自分でなくなぜいっけい
のをと監督不信顔。さらにアラレちゃんの絵を鳥山アキラ先生に扮する山本晋也と
して書いてと無理難題。
5．1人の男（黒田）とその妻(樋口）を取り囲む、サングラスの女3人（松浦、江川、
澁谷）。妻は刺した後、女達は自転車に乗り、男の回りをぐるぐる。同料理して
やろうかと、愛情転じて憎しみを募らせるの図。ハードボイルド装いの無言劇と
ダンスで描くといったところ。
[月間一覧］