さすが江戸の花見名所。飛鳥山公園にテント村。滝野川渓谷の桜もまた凄い。
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＠王子 王子小劇場(2009/4/3-5 5ステージ)
http://www.en-geki.com/
全自由 前売2800円 当日3000円 18歳以下1500円 イギ高割引2500円
作・演出：栗原崇浩 舞台監督：土居歩 照明：工藤雅弘（Fantasista?ish.）
音響：大塚信之（PAC） 音楽：小菅節男 衣裳・小道具：橘川匠
映像・宣伝美術：髙雄一徳 制作：donut-work
出演：
工藤史子 ：小劇場王子
山本治 ：監督王
紺野秀行 ：監督王侍従
佐伯さち子[野鳩]：監督国姫
小菅節男 ：照明さん
大久保宏章：音響さん
栗原崇浩 ：駅王子
演奏
草薙周達（EROS∞PANIC）：ギター
相良幸平（EROS∞PANIC）：ベース
五十部裕明（空とぶ！地をはう！）：キーボード
横木亜衣 （空とぶ！地をはう！）：キーボード、サックス
中川稔朗 （チョクリツフドウ） ：ジャンベ
2009/4/4(土)曇 2:06-3:38PM(1'32)後方下手 客席ほぼ満員(55人)
客層：20-30才代、コアな劇団、演劇ファンと知り合い。子ども連れあり。
客入れ：整理券なし。開場しばらくは数人も、結局満員、追加席。釣り椅子2列、
ひな壇にパイプ椅子3列。後方のが見易し。折り込みチラシそれなり。パンフA5
3ページ。ご鑑賞の手引き、スタッフ、出演者。挿入歌歌詞、予定。物販。過去公演
DVD。カーテンコール1回。
茨城・古河の男子劇団、初見。劇団テーマ曲は「客が少ない」とあるけど、結構な
大入り。
舞台。しばし幕前芝居。冒険出発後はファンシーな書き割り、バンドスペース。
構成。冒険物語を主に幕間コント、パロディなショー形式。母親を探す旅に出た
小劇場王子、監督王の助力を得るが前途多難。
かわいい顔してやるもんだね。真顔で脱力、ぐだぐだも毒気ちりばめて刺激的。
モンティパイソン好きとか、なるほろねこ。前半、演劇の仕組みを逆手に取り、
人を食ったような冒険物語導入。映画予告編や広報のくだらな面白パロディ。
後半は冒険物語にかこつけて、演劇周辺やしられた名画場面ら遊び。本格バンドを
従え、毒ガス歌詞を堂々と歌い、ミュージカル標ぼう。
「ナオコの剣」「進一の森」ら、倒置お約束のアイテムをちりばめ、多少の違い
さまざまに拾い。「いまわしい楽屋」とかは見せず終いで肩すかし、タブーをどさ
くさ紛れに出して意外骨太。素になって脱力、逐一余計なことをする悪戯心が愉快
演劇公演自体をねたとし、ショールに終い。愛と気遣いを恥ずかしげに忍ばせるの
に微笑みねこ。
役者。栗原さん。歌うまい、無駄に押し出し強い。感嘆符や句読点こだわり台詞術
に笑い。工藤さん。小動物系の健気さと愛嬌。佐伯さん。惚けながら、無自覚に
毒吐くギャップが◎。
おまけ
都内は何処も花見客で民族大移動。王子もわんさか。
さすが江戸の花見名所。飛鳥山公園にテント村。滝野川渓谷の桜もまた凄い。
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