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＠新宿御苑前 サンモールスタジオ(2009/7/17-26 13ステージ)
http://www.sun-mallstudio.com/
全自由 本編3000円 四十割2700円 前半割2700円 平日昼間2700円
当日 本編3300円 四十割3000円 前半割3000円 平日昼間3000円
同時上演 外伝〜それぞれの事情
脚本・演出：中村暢明 舞台美術：吉川悦子 照明：清水朋久
音響：岡田悠（One-Space） 衣装：セオキョウコ 小道具：湯田商店
映像：三浦英蔵（QUOIT） 宣伝美術：川本裕之 題字：盛隆二
舞台監督：吉田慎一（Y's factory） 演出助手：メトロ＝サスケ(ポリタン煉瓦亭)
井原謙太郎 制作：黒田朋子、吉水恭子[芝居屋風雷紡）、C★chan
企画：JACROW http://www.jacrow.com/
出演： ・警視庁捜査一課 今里真 ：牧野俊雄(主任) 狩野和馬[InnocentSphere] ：平田元治(がんじ)
・亀有署刑事課 立浪伸一[はらぺこペンギン]：早瀬勇(課長) 祥野獣一[獣劇隊] ：石川慶三 ・和田家 仗桐安 [RONNIE ROCKET] ：和田秀人(社長) 蒻崎今日子[JACROW] ：和田峰子(奥さん) 吉水雪乃 ：和田里美（長女） 前田彩子 ：鳴門きよ(女中)
・和田商店従業員 ヤナカケィスケ ：木下保道(やっさん) 橋本恵一郎 ：三好内兼(ぴっこ) 岡本篤[劇団チョコレートケーキ]：佐藤邦夫(めがね) 堀奈津美[DULL-COLORED POP]：八坂純子(純ちゃん) 田中まこと ：天木千晴
2009/7/23(木)曇 8:03-9:38PM(1'35)中段下手 客席超満員(60人)
客層：20-30才代中心、スーツ客ちらほら、男女半々。
客入れ：会場前坪庭に児童雨傘、ランドセル、お絵かき帳のインステレーション。
本編に関係あり。ロビーで冷たいお茶、トイレにウェットおしぼり、あぶらとり紙を
置いて夏向きサービス。整理番号なし、開場時で5，6人。もぎりもなし？。ひな壇に
パイプ椅子5列の通常、下手端に通路設置で便宜はかり。下手寄りが見易し。案内
常駐。アンケートは下敷きと鉛筆付き。もろもろ、客入れに気配り心配りあり。
折り込みチラシ それなり。パンフ B5 4ページ。写真付き配役表、挨拶、
スタッフ、予定。次回公演。来年5月＠サンモールスタジオ。物販。上演台本、DVD。
カーテンコール1回。
2001年旗揚げ プロデュース形式劇団、初見ねこ。
舞台。斜におかれた昭和のリビング。正面、庭に面した磨りガラスの引き戸、いくつ
かの小竹。中央、3+2人掛けソファ、縞模様のラグ。上手隅に足がついたステレオと
ほこりよけ布を被った白黒テレビ。傍らにナイトスタンド。下手、出入口引き戸、
壁際に焦げ茶のサイドボード。本、博多人形、黒電話、ミレーの絵。中に茶器、ウィ
スキーボトル。ドア外に階段一部、部屋外にレンガ外壁をみせ。
お話。東京下町、資産家の幼い長女が誘拐される。両親と従業員のアリバイを調査し
浮かぶ、それぞれの事情、スキャンダル。犯人逮捕にはやる本庁捜査員と、被害者家
の体面を軽んじられない地元警察のせめぎ合い。そんな大人の事情と繰り返される
傷ましい悲劇。
昭和なドラマの見事なレプリカ。往事の映画か再現ドラマでもみているよう。過去と
現在を行き来してモザイクが晴れる構成。ガラス細工にかっちり隙無く、濃密に造り
込み。ゴリゴリの刑事達、ドロドロの男女のすったもんだを生真面目に物語り、滅私
奉公に演じ描く。レトロぶりに突っ込みたい衝動に駆られつつ、悲劇の行方に見入っ
てしまうねこ。終盤に無音芝居など演劇的工夫あり、効果的。一瞬登場の長女子役の
可愛さは理不尽な世界への憤りを抱かせて、同様。
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