＠渋谷 シアターコクーン(2010/2/23-3/14 20ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
全指定 S席9500円 A席7000円 コクーンシート5000円 中2階立見券3500円
作：斎藤憐 演出・美術：串田和美 作曲・編曲：越部信義 編曲：八幡茂
照明：富松博幸 音響：武田安記 ヘアメイク：宮内宏明 ステージング：前田清実
衣裳進行：中野かおる 演出助手：坂本聖子 技術監督：堀内真人
舞台監督：大垣敏朗
本日の配役 吉田日出子 ：正岡まどか(マドンナ) 串田和美[クラリネット] ：波多野四郎 笹野高史[トランペット] ：松本亘(パクマツ)、中国兵 さつき里香 ：林珠麗(リリー)
小日向文世[アルトサックス]：弘田真造、パンドマン、結婚式の客 大森博史 [テナーサックス]：白井中尉、パンドマン、中国兵
真那胡敬二[トロンボーン] ：ガチャンコ・ラリー、中国兵 服部吉次 [アルトサックス]：方、バンドマン 酒向 芳 [トロンボ一ン] ：王、軍人横井、中国兵、パンドマン 内田紳一郎[コルネット・ギター]：シングリー・田口、藍衣の男(ラリーの手下)、中国兵 片岡正二郎[バンジョー・ヴァイオリン]：レイモンド・コパチ、中国兵 三松明人 [トランペット] ：宮下、藍衣の男(ラリーの手下)、結婚式の客、中国兵
小西康久[テナーサックス] ：私服刑事、軍人平松、結婚式の客、中国兵、バンドマン 大月秀幸[トランペット] ：陸戦隊兵士木下、軍人薮田、藍衣の男(ラリーの手下) 、結婚式の客、譚、バンドマン 戸石みつる[ビアノ・アコーディオン]：田上医師、結婚式の客、荷担ぎ人夫、バンドマン
稲葉良子 ：サーシャ・スヴェトラーナ、ダンサー、中国人使用人、中国兵 阿部祥子 ：マレーネ・シュミット、ダンサー、結婚式の客、荷担ぎ人夫、中国兵 玉井夕海 ：楊麗、中国兵
サントス・アンナ：あの日のまどか、中国兵 木村智早 ：あの日のリリー、中国兵 細川貴司 ：あの日のシロー、陸戦隊兵士、中国兵 梶浦昭生 ：あの日のパクマツ、中国将校、陸戦隊兵士 近藤隼 ：あの日のラリー、藍衣の男(ラリーの手下)、陸軍兵士、陸戦隊兵士、中国兵 内藤栄一 ：あの日のシングリー、藍衣の男(ラリーの手下)、海軍兵士、陸戦隊兵士、中国兵 佐藤卓 ：あの日の宮下、藍衣の男(ラリーの手下)、陸戦隊兵士、中国兵
くミュージシャン> 花島英三郎[トロンボーン・ユーフォニウム]：バンドマン、結婚式の客、中国兵 山本修[ドラム] ：バンドマン、結婚式の客、中国兵 長尾雅道[ペース]：パンドマン、中国兵
2010/02/26(金)曇 6:33-10:04PM(1'16/休14/1'49)1F後方下手 客席超満員(800?人)
客層：中年層最多、学校同窓会に同世代、女性7割。勘三郎親子の姿もあり。
客入れ：立見は目一杯40人。開演直後のシーンが一番愛おしいので遅刻注意。ロビー
で生バンドマンとピアノとか展示。折り込みチラシ多め。パンフ。本日の配役表配布。
物販。パンフ A4 45ページ。手際よくいろいろ読み物あり。ポスター 800円と300円。
カフェの軽食は肉まん他の飲茶セット500？円。ワンタン麺？もあり。
カーテンコール 演出込み3回3曲 大盛り上がり。9:52PM そのままロビーで場を
移して、ミニコンサートで3曲。とっとと移動すべし。間近で見られてお客さん大喜び。
リンゴの木の下で♪〜 ウエルカム上海♪ を、みんなで唱う桃源郷となり。
最終上演から16年、まさかの再結集再演。
舞台。エスニックな夢の町を書き割り背景にした2階建て。主舞台のロビー壁は享楽
と戦禍の歴史がコラージュされた幻想画。上手に弧を描く階段、中途に色ガラス窓。
降りて、玄関への開口。床にソファセット。
お話。退廃的享楽の町、1930年代上海。日本を出奔してきたバンドマンと連れられて
きたお嬢様達。しだいに自由と希望を削がれ、戦争で命を奪われていく彼ら。虚無感
と怒りを抱きながらも、音楽と友を愛し、明日を信じて止まない姿を描いていく。
今に生きる喜び、共感に満ちた舞台。追想の再演ならず、心躍り、胸に沁みるライブ
イベントとなり。オールドファンが多そうな客席、暖かいレスポンスですっかり同窓
会気分。現役どころか、人気の役者達はブランクを感じさせない、達者な演奏で
応え。演技はいわずもがな。久々の吉田日出子さんはすっかりふっくらといい
おばさん顔。も歌姫ぶり、しみる歌声は健在、どころか一層深みを増してまあ素敵
なこと。
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