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 末広亭余一会 夜の部「さん喬・権太楼 二人会」

 @新宿三丁目 新宿末廣亭(2010/12/29 1ステージ)
 http://www.suehirotei.com/
 1F指定3500円 2F自由?円

 柳家さん市「金明竹」 13分
 柳家小んぶ「初天神」 枕2分+噺12分
 柳家小権太「のめる」 枕3分+噺14分
 柳家さん喬「中村仲蔵」 枕4分+噺39分
 柳家権太楼「井戸の茶碗」 枕11分+噺35分

 仲入り14分

 三増紋之助 曲ごま 16分

 座談会(柳家さん喬・柳家権太楼)9分

 柳家さん喬(吾妻橋まで)〜 柳家権太楼「文七元結」枕1分+前半26分+後半18分

 三本締め(全員)2分

 2010/12/29(水)晴 5:30-9:13PM(内訳上記)1F後方 客席超満員(230?人)
 客層:中年男性中心に幅広く。カップル結構。
 客入れ:速攻完売となった人気公演。1F椅子席11列 両脇の桟敷2列、当日券の2F
 桟敷も満員。でも、前方脇の補助椅子には空席があった模様。A6 パンフ 3ページ。
 今月退院した権太楼師匠がわからないので、演題には「お楽しみ」。物販いろいろ。
 
 年末恒例の2人会。11月の権太楼師匠入院で危ぶまれたけど、無事開催。

 柳家さん市「金明竹」すっきりと口跡よく、メリハリもあって○。
 柳家小んぶ「初天神」安定安心。
 柳家小権太「のめる」バカっぽさがマンガしてて楽しい。

 柳家さん喬「中村仲蔵」枕は変わる風物と、噺家の上下関係、後継者のこと。
 お話。苦労の末、名題(なだい)に昇進にした中村仲蔵。「忠臣蔵」五段目の定九郎
 (さだくろう)役で前代未聞の工夫をするが。
 
 じっくりと腰を据え、芝居心ある語り口で魅了。

 権太楼師匠「井戸の茶碗」枕は緊急入院の件。腎臓は性格と合わず、寡黙だったので
 気がつかなかったとか。
 お話。正直者の屑屋の清兵衛が預かり売った仏像から大枚小判。元の売り主に返そう
 としたら、頑固に受け取らない。買い主の若侍と元の売り主の間で清兵衛は板挟み。

 ハイテンションのどたばた語りに笑うねこ。

 三増紋之助 曲ごま もう絶好調で難しい技をどんどんクリア。やんや。ラストに
 曲ごまにのせて、トトロの空中浮遊。


 座談会(柳家さん喬・柳家権太楼) さん喬師匠の「文七元結」が去年と同じなので
 リレーでやることに。じゃんけんで勝ったさん喬師匠が口火をきって前半担当。

 柳家さん喬(吾妻橋まで)〜 柳家権太楼「文七元結」
 おなじみの人情語り。さん喬師匠は、吾妻橋で長兵衛が文七に小判を投げつけ去る
 場面で引っ込み交代。上手いことリレーして、2人ともじっくりと聞かせてくれ。

 最後は一門総出にて、客席とも三本締めでお開き。
 

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