＠名古屋 名古屋市千種文化小劇場“ちくさ座”(2011/3/18-20 4ステージ)
http://www.bunka758.or.jp/02shisetsu/02shisetsu_16.html
全自由(整理番号付） 一般 前売・予約3000円 当日3500円
劇場友の会 前売2700円 学生 前売・予約2500円 当日3000円
構成・演出：天野天街 構成・振付：夕沈
振付：池田遼、石丸だいこ、スミレダンス部 舞台美術：田岡一遠
美術製作：小森祐美加、一色矢映子 映像：浜嶋将裕、田中博之 照明：小木曽千倉
音響：椎名ＫＡＮＳ(Garage Inc.) 舞台監督：山中秀一(Genba-Side)
音楽：珠水 ＦＵＭＩＣＯ きのこともぐら 小道具：丹羽純子 水元汽色
衣裳：ワダユキコ＆スミレ団 写真・記録：羽鳥直志 山崎のりあき
宣伝美術：アマノテンガイ 票券管理：藤田晶久 制作：少年王者舘制作部
主催：(財)名古屋市文化振興事業団(千種文化小劇場) 、少年王者舘
出演：
夕沈 ：左
石丸だいこ：右
中村榮美子：香
大西おに ：音
雪港 ：雪
黒宮万理 ：瞳
安藤鮎子 ：光
ひのみもく：灯
PECO ：宙
ばんたろ左衛門[皆様と共に走るてんぷくプロ]：夜
街乃珠衣 ：街
白鴎文子 ：花
虎馬鯨 ：風
蓮子正和 ：気
小林夢二 ：夢
脇山康貴 ：山
落合孝裕 ：渦
海上學彦 ：海
☆之 ：星
井村昴 ：天
杉浦胎兒 ：地
池田遼 ：ー
2011/03/20(日)曇 2:06-3:53PM(1'45)正面中段中央 客席満員(180人)
客層：20-30歳代中心に町内会な幅の広さ。男女半々。
客入れ：狭めでもベンチ沢山が嬉しいちくさ座。劇団、劇場、ぴあ、当日精算毎に
整列、この順番で入場。開場時50人ほど。円形劇場の正面とサイドブロックを使用。
空席誘導随時あり。客入れ時の音楽に風音、水滴音が混じり。注意アナウンスに
交じりながら開演。こんな暗転中に移動しないよう、もうなっていますけどなど。
折り込みチラシ厚め。落とす人ちらほら。袋希望。パンフ A4 3ページ。配役、
スタッフ、予定。次回公演。7，8月改訂再演「超コンデンス」名古屋、京都、東京。
8/25-30スズナリ。6/16-20 夕沈ダンス「台風KID」＠名古屋 KD japon。
物販未確認。 カーテンコール 2回2分 拍手鳴り止まずも3回目はなし。
名古屋だけのダンス公演。
舞台。広めの円形(床）舞台。レンガ柱を組み替えて使用。うちわ、白布、空洞の
ある日の丸旗、巨大鉛筆ら小道具あれこれ。床や壁、役者にもたせた戸板に映像を
投影。
構成。2人の少女が出会う、夏服の少女達、時々じじいと妙ちくりんなおやじ。
そして、2人の抗い、融合を、疾風怒濤のモブダンスとも描く。
見たことないほど、見所一杯の超ダンス公演。目眩く度と役者見せ所は、従来2，
3倍はあろうかという充実。高速の展開と動きのダンスはコンテンポラリなソロや
デュオを含め変化に富み。モブでなく、個々の個性を改めて知るねこ。映像の
トリップ感は高速ダンスら動きに相乗する演出でいや増してて、圧倒され。
気迫溢れるダンスの合間に、無限ループのおばかさや残念キャラも欠かさず。
やんごとなき御方やナショナリズムの風刺(かしらん)、終わりがある世界の視点を
かちっと置いて、超本公演な手応えしっかり。もう1回、体感したいなあとない
ものねだりねこ。
構成覚え書き
・暗転。群衆の声。もうおしまい。いたい。いきたかった。花が咲く。殺された。
公演終了のアナウンス。
・じいさん(井村)1人。水音、床に波紋映像。落ちる日めくり。白ワンピの少女2人
(夕沈、石丸)はこんなものと拾う。じいさんに花をよせ、いい匂いがする、
ガレキの匂い、懐かしい。
・白布をハタのようにもって集合、モブダンス。クロスで行進。日の丸の中央が
空洞の小旗。じいさんは去る。白い戸板に舞台と同じ少女達のダンス映像投影。
みなでもって周回、映像が渦のようにみえる。正面壁に少女、時計、日傘と
映像が目まぐるしく変わる。ぱっと、日傘をさしたリアル少女達が出現して
とって替わる。床の巨大時計映像はここだったかな？。
・夏、夕立、雷。麦わら帽子の一団。ここはどこだとじいさん戸惑い。ツタが這う
レンガの柱5本を並べて、両端に夕沈、石丸、その間に少女達がかくれんぼ。
白い大きなボールを持った少女達。
・夕方。三方に扉がある1本の柱。3人の男達が出たり入ったりと無限ループで繰り
返す。加速する3人をはらはらとみる夕沈、石丸。背後からチュチュ衣裳でボールを
もった1人の少女。男の1人が取り残される。ひぐらし。水音。
・男女のデュオダンス。ヴァイオリン曲。コンタクト、離れてミラー、対の振りで
緊密なユニゾン。
・何かでた、床からでかい鉛筆。引きだすと続々。鉛筆をもった少女達のダンス。
勇壮な曲になって、男子達が巨大な鉛筆を担いでダンス。頭に鉛筆頭な帽子をのせ
た一団がメルヘンにダンス。仲間にしてと、ふんどし姿のおじさん登場。少女達が
隅に逃げると、ふんどしで繋がった裸の男達＋チュチュ姿のデブ男が登場。
少女達は仲間じゃないと拒否。寒いという男達に少女達は、白布を羽織らせて仲間
になる。
・そこに，宝塚な2人歌手が登場。ツインボーカルで歌う。果てしない夜空に 明日の
スミレに ♪。客席通路に散った全員で大合唱。歌手を囲み、うちわを花ビラに
見立て、ぐるりと囲み、廻る。MGMのミュージカルシーンみたいに。
暗くなって、床に黒い穴の映像。ブラックホールのように日めくりを飲み込んで
いく。暗転。
・後ろ手にした5人が並び。シーケンシャルなダンス。ほどけて歩行。全員が集合して
モブダンス。ドラムンベースみたい、高速のリズムと低音。ほどけててんでに歩行
二重円になり、それぞれ逆回りしながら歩行ダンス。円の中央でデュオダンスを
かわるがわる。スパニッシュな激しいリズム、5，6組になってダンス。ゆったりと
モブダンスに戻って、パートナーを変えながらワルツ。音楽に公演終了のアナウンス
がリフレイン。夕方、夕沈、石丸だけ残る。おわり！、おわりじゃないやい！と
応酬。石丸、ついで夕方のソロダンス。互いに相手をみやりつる。
・じいさんが燕尾服姿で日の丸をもって登場。傍らに仲間にしておじさんがやはり
燕尾服で立ち。空洞の日の丸をもった一団が行進。麦わら帽子を三連に繋げた男
登場。両脇に夕沈、石丸を立たせてかぶせる。半分に割れた麦わら帽子の一団が
シンメトリイにパレード。石丸を真ん中に２筋に別れて行進。巨大な蚊取り線香。
花曜、菫曜とある巨大な日めくり。戸板をもった全員が、舞う映像を投影しながら
走り廻る。一瞬ホワイトノイズ。セーラーを首回りにつけた夕沈がパレードと
一緒に去る。石丸はなすすべもなく、見送る。
・４列縦隊になって、手旗信号ぶりでダンス。時折、内緒と指を唇に当てる仕草。
・すみれ色の明かりの中、１人立つ夕沈。ソロダンス。少女達が加わり，白布が
降ってくる。白布の波間に首だけ出し。吊り上げて、白い袋の中にうごめくシル
エット。もろとも消える。
・４パートに別れて総員ダンス。終わりなき、クライマックスへと。歩行、
ステップ、手振り。種々フォーメイション。ラストは多量の日めくりが降り注ぐ中
踊る。
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