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＠新宿 全労済ホール/スペース・ゼロ(2012/2/1-5 8ステージ)
http://www.spacezero.co.jp/index.html
全指定 前売り当日とも6300円 U-25学生チケット3800円
脚本: 中島かずき 演出: 中屋敷法仁 美術：原田愛 照明：浜崎亮
音響：水谷雄治 音楽：佐藤こうじ 衣裳：西原梨恵 演出助手：入倉麻美
舞台監督：川除学 宣伝写真：引地信彦 宣伝美術：山下浩介
制作助手：丸山立 制作：佐々木康志、三浦瞳、安部祥子
プロデュース：朴?美[演劇集団円]、伊藤達哉 制作協力：ゴーチ・ブラザーズ
企画・製作：シーラカンスプロデュース
出演：
宮野真守 :斉藤十郎兵衛
城戸愛莉 :おせい
板倉チヒロ[クロムモリブデン] :鉄蔵
玉置玲央[柿喰う客]：与七
柴田秀勝 ：蔦屋重三郎
平野綾 ：浮雲
関智一 ：中山富三郎
有川マコト[劇団絶対王様/劇団HOBO]：大田南畝
矢内文章 ：鶴屋喜右衛門
山崎健二[演劇集団円]：喜多川歌麿
吉澤宙彦[演劇集団円]、清田智彦[演劇集団円]、後藤剛範[国分寺大人倶楽部]、
澤田慎司[FUKAIPRODUCE羽衣] ：若衆
中山有子、佐藤芳江[演劇集団円]、池亀未紘[アロッタファジャイナ]、
五十嵐絵里 ：町娘
2012/2/2(木)快晴 3:02-5:01PM(1'57)最前列下手 客席ほぼ満員（400人）
客層：女子8割、ときどきおじさん。宮野君とかのファン中心？。
客入れ：取り忘れて当日券。開演1時間前、抽選箱から番号札を引いて番号順販売。
平日昼公演のせいか、8人全員ＯＫ。折り込みチラシそれなり。パンフ A4両面
配役、スタッフ。物販。パンフ A4 44ページ 1600円。震災中止後の再開にあたって
の座談会収録。Ｔシャツ?円、手拭い700円、ポスター300円。
カーテンコール2回2分
3.11震災により半ばで中止となった舞台の復活上演。声優、アイドル、小劇場、
新劇と出自が異なる役者の混成チームにて。
舞台。石切場かというぐるり円弧段々。上下に出入り。背景に破れたキャンバス。
いずれも晒されたように退色。
お話。絵描きのおせいは刺激的な画材・顔にであうと書かずにはいられない。
彼女に顔を惚れ込まれた、絵描き志願、実は能役者の十郎兵衛。おせいの絵を自作と
偽って、版元へ売り込みの企てに打ってでる。活動わずか1年弱という、浮世絵師・
東洲斎写楽を巡る物語り。
等身大な主人公達による青春残酷劇をメリハリある演出で魅せ。外部演出とあってか
実験色は薄く、かわり適度にスパイシーに小気味よく盛り立て。ガチで視線を交わす
また探り合うバトル会話の緊迫、一転緩めるタメ口やぽつり会話とも緩急が心地良い
ねこ。中島かずき脚本なので、歌やダンスらモブシーンがもっとあるのかと思いきや
控えめ。身体表現も同様で、会話中心に心理を伝えて、青春群像七転びで起きるのは
将来だよ として手応えあり。
役者。役者を立てる演出（役者の我？）もあって、老若個性とりどり。宮野真守君。
どうにも愛嬌こぼれて、いまだ男子が抜けない魅力。城戸愛莉さん。生硬さが直向き
さと結びつき、宮野君とも青春劇の香りを増し。平野綾さん。妖艶に、また痛く
切なくして魅力的。板倉チヒロ。いまだ何者でもない若者のもんもんぶり、愚かさ
ともがっつりストレートプレイでみせ。玉置玲央。キレとうま味。有川マコト。
どんな役柄でもいい声、太々しさでこなし。ほか、柴田秀勝、山崎健二らおじさま
役者達はきっちり怪しく、渋い味わいを添えて○。
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