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＠下北沢 駅前劇場（2012/1/27-12/2 7ステージ）
http://www.honda-geki.com/ekimae.html
全自由 前売3800円 当日4000円
作・演出・出演：ノゾエ征爾[はえぎわ] 舞台監督：西川也寸志 音響：井上直裕
照明：葛生英之 舞台美術：青木祐輔 WEB：松栄清 宣伝美術：若桑江織
演出助手：萩野肇 制作：田中和則 プロデューサー：山田建太朗
http://www.spacepond.jp/
出演：
山谷初男：老人
川上友里：女
広田亮平：少年
高嶋寛 ：老人の息子、少年の父、近所の声Ｂ
ノゾエ征爾：迎えにきた男、近所の声Ａ、声
萩野肇 ：ラジオＤＪ
たまねぎ色：リスナー
2012/11/30（金）曇 7:35-8:58PM（1'23）前方中央 客席ほぼ満席（90人）
客層：20-30才代と中年層の大人客席、女性過半数。ベテラン俳優がちらほら。
客入れ：整理番号なし整列なし、先着順入場。開場時で10人弱。ジァンジァンか
小劇場楽園かと言う、角ステージ、3ブロック客席。パイプ椅子に座布団2枚サービス。
下手7、中央4、上手3列。正面が順当だけど、意外と上手が見易いと誘導、そうかも。
折り込みチラシそれなり。パンフ A6 3ページ。挨拶、配役、予定、スタッフ。
物販。関連著作。カーテンコール1回。
天井桟敷、状況劇場を経た超ベテラン俳優・山谷初男からのノゾエ征爾への
ラブコールで実現した企画とのこと。
舞台。能舞台のよう、下手に花道〜中央真四角舞台。素地の床にはなにもなく、
背後2面には時の物置とばかり、昭和な調度の壁。
お話。老人は大事なことを忘れてしまっているという。若い女性がくる、彼女は
老人の妻だという。ぼっさりする老人に話しかけ、微笑ましい光景が続く。
が、忘れたしまった事柄がやってきて。
ささやかで豊か、優しくて残酷な一幕。ノゾエ氏のナレーションが入り、時に舞台上
俳優に指示して進行。俯瞰する視点と、老人の記憶と現実の距離感がやがて重なり
見えてくる構成。舞台が能舞台のよう。老人にとっての過去は生き霊で、現として
出逢うの舞台かとも。能などど書いたけど、闊達な演技に笑いもまぶして朗らかに
運び。老いて過ごすことを重くさせず描いて○。
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