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＠下北沢 駅前劇場(2013/6/27-7/2 10ステージ)
http://www.honda-geki.com/ekimae.html
全自由 前売3800円 当日4000円 学生3200円
作：秋之桜子 演出：松本祐子[文学座] 美術：石井強司 照明：賀澤礼子
音響：今西工 衣装：大野典子 舞台監督：井関景太 演出補：西本由香
制作補：間宮りん、中川智美 宣伝美術：オザワミカ 宣伝写真：サト・ノリユキ
企画制作：西瓜糖 http://suikato.web.fc2.com/
出演：
佐々木勝彦[青年座映画放送]：神楽井進(長男)
加納幸和[花組芝居] ：神楽井清(次男)
寺十吾[tsumazuki no ishi] ：神楽井勇(三男)
奥山美代子[西瓜糖・文学座]：神楽井雪絵(勇の妻）
山像かおり[西瓜糖・文学座]：日浦マコ(映画女優)
郷志郎[散歩道楽] ：荻野辰夫(舞台俳優)
山口森広[ONEOR8] ：永妻一男（新人映画監督）
村中玲子[J.CLIP] ：安島トシ（村民)
増田眞澄[(株)フェィスプランニング] ：ヨネ（トシの孫 ハーフ)
齋藤信吾 ：村田巡査
2013/07/01（月）晴 2:08-4:07PM（1'58）前方中央 客席満員（130？人）
客層：30歳代中心の大人客席、女性8割。
客入れ：先着順、開場時で20人ほど。中段から埋まる客席8列。折り込みチラシ
それなり。パンフ A4 4ページ。挨拶、配役（写真付き）、予定。次回公演。
来年9月＠駅前劇場。物販なし。
2012年、文学座所属員、山像かおり、奥山美代子、松本祐子で旗揚げ。今回第2弾。
舞台。まず屋根裏、ついで小庭に面した日本家屋。
お話。戦前国家の要職にあった父をもつ3人兄弟とその妻のやるかたない悲劇。
父が秘蔵していた敵国アメリカのジャズレコードを見つけだし、聞きほれた夜。
空襲にあって散りじり、焼け死んだ次男の嫁と田舎に疎開、婚姻しようかという
矢先に死んだはずの次男が帰ってくる。記憶を失っていたというのだ。そこに
風来坊の長男が現れ、成金の青年をスポンサーに映画をとると息巻く。そのため、
青年が信奉する小説家である次男の台本がいるという。
骨太に容赦なく描く、戦時戦後の混乱と一家族の悲劇。往事なら三角関係のメロねた
も、どうしてそこまで醜く皮肉になるの？と展開。やるせないどころではない、
救いなく思いがけない悪意あるラストには慄然とするねこ。客だし音楽ビョークで
とどめ。やりすぎじゃないの感強く、長男の戦争犯罪が信じられなかったりする
けど、筆圧の強い作風はガツンと堪えたねこ。応える役者は手練れぞろい、
演技一つでも見応えあり。
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