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＠錦糸町 すみだパークスタジオ倉(2014/4/21-5/3 16ステージ)
http://www.theater-sou.com/
指定3800円 自由席 前売一般3300円 学割3000円 墨田区民割引3000円 当日3800円
作:サジキドウジ 演出:東憲司 美術:塵芥 照明:Jimmy(㈱FREE WAY)
照明操作:北潭由佳(㈱FREE WAY) 作曲:川崎貴人 チラシ画:梶村ともみ
チラシ題字:臼井杏鈴 チラシ舞台写真:梶原慎一 チラシデザイン:山田武
舞台監督:深津紀暁、桑原勝行、井上昌徳 制作:劇団桟敷童子事務所
主催：劇団桟敷童子 助成：平成26年度文化庁文化芸術振興費補助金(トップレベル
の舞台芸術創造事業)
出演：
嶽崎部集落Ｉ海賊末裔達
栗原勝行：嶽崎軍次（長男）
川原洋子：瑞枝（その妻)
深津紀暁：龍次（次男）
井上昌徳：信次（三男）
大手忍 ：薊（末妹）
稲葉能敬：恕所堀（民頭）
山本あきみ：志摩芳（その妻）
ちりちえ：蟹奴（民）
白石健太：与伊戸（民）
中井理恵：静瑠（民）
景浦部集落・海女－奴隷末裔達
鈴木めぐみ：景浦セイ（婆）
椎名りお ：イサナ（長女）
新井結香 ：ナヨリ（次女）
外山博美 ：ウシオ（末弟）
玄海憂鯨社
板垣桃子 ：堂園千草（会長）
池下重大 ：西寺平八（秘書）
原口健太郎：嶽崎源蔵（片腕の男）
2014/05/03(祝土)晴 1:02-3:00PM(1’58)後方中央 客席超満員(160人)
客層：20-30才代中心、中年層結構。女性過半数。
客入れ：自由席開場時60人ほど。ひな壇に故ベニサンピット プラスチック椅子。
指定席は3，4列上手半分20席ほど。通路に座布団補助入れ。劇場いっぱいに広がる
美術なので後方が○。折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。物販未確認。
カーテンコール1回。
8年前に初演＠ベニサンピットとか、ねこ初見。
舞台。上手天井高さ～舞台前をわたり、下手まで断崖絶壁を模した縦横の櫓。とこ
どこに自生の花。海上に桟橋を置いた村落設定。板敷きの舞台は正面に櫓、上下に
上がって、それぞれ鳥居の列。
お話。日露戦争に勝利した明治日本。ウミネコの声だけが賑やかな断崖絶壁の土地に
村人は海賊の末裔という胡散臭い伝説だけを誇りにしがみついている。そこに国から
資源調査の命をうけた玄海憂鯨社がやってくる。村おこしと村民は歓喜するが、
調査地は非常な難所で…。村人と来訪者の駆け引き、村民通しの諍いに色恋沙汰ざた
と、すったもんだ祭りは終わらない。
板垣桃子・調査社老会長が凄まじい迫力で舞台を圧し。富国強兵の名の下、犠牲に
なった庶民達という図式をまざまざと見せつけ。前半、彼女の登場をみてすべてが
判ってしまうほど。猥雑で哀切感刺し、折々にスペクタクルの高揚感ありと、てんこ
盛り。お腹いっぱいに堪能するけど、勢いが勝って味わいが失せてしまう感あり。
うーん、もう一味あるいは掘り下げが欲しかったねこ。