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＠下北沢 駅前劇場（2015/2/26-3/3 9ステージ）
http://www.honda-geki.com/ekimae.html
全指定 前売4000円 学生前売2600円 高校生以下1000円 60歳以上3500円
当日+400円
脚本：葛木英[ehon、クロムモリブデン、ツリメラ]
演出：堀越涼[あやめ十八番、花組芝居] 美術：片平圭衣子
照明：吉村愛子（Fantasista?ish.） 音響：斎藤裕喜 衣裳：小泉美都
演出助手：小林弘幸、紗弓 舞台監督：櫻井健太郎、森山香緒梨
宣伝デザイン：今城加奈子 イラスト：リタ・ジェイ
制作：山下悠（駄目なダーウィン舎） プロデュース：丸山立
企画・製作 SCARLET LABEL
出演：
伊藤ヨタロウ ：よしなが（古書店店主）
秋山莉奈 ：ましろ（よしながの養女）
加藤啓[拙者ムニエル ]：かたせ(ましろの婚約者)
板垣雄亮[殿様ランチ]：みなみの(獣医、かたせの友人)
傳田うに[劇団鹿殺し]：ときこ(古書店パート)
大竹沙絵子 ：のんのん(かたせの妹)
金子侑加 ：かんな(ましろ同級生）
花戸祐介[クロムモリブデン]：ゆういちろう(かんなの婚約者、ましろ同級生)
2015/3/3(火)晴 6:05-7:35PM(1'28)前方中央 客席8割?(110?人)
客層：20-30才代中心、中年層結構。男女半々。
客入れ：通常椅子9列。折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。
物販。ポスター、缶バッチ。カーテンコール1回2分。挨拶あり。
元メタリック農家・葛木英の書き下ろし戯曲を花組芝居・堀越涼が演出。
舞台。パート色ガラス引き戸がレトロな木造店舗。書架壁は中央で綴じて、心理書き
紙一面の壁に転じたり。
お話。叶わない想いを掛けていた友人女性が託していった子供を育て上げた、古書店
店長。婚約を告げる娘はしかし憂い顔。育ての親への恋の想いが捨て難くて、しかし
言いだせず。
幸せを求めて臆病で大胆、女子心を繊細にまた鋭角に描く作家らしい作品。複雑な
心理を描くに道具立ても演劇的。古書店店長の養女に重ねる思い人追想、主人女性の
私小説なWeb寓話・うさぎとシーラカンスの物語、また婚約者男性・妹の横恋慕とか。
重ねあわせて、結構粘着な展開を演出はポップに彩り、ユーモアをまぶし。
ちと悶々としながら行方を追い、ラストは主人公女性が思い噴出噴火して圧倒。
秋山莉奈、絶唱と魅せてくれ。個性の役者陣はそれぞれに濃く味わい。古書店店長
伊藤ヨタロウが隠してないけど隠し味と全体を繋ぎ、締め。
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