＠初台 新国立劇場 小劇場（2017/08/27-09/26 35ステージ)
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 S席8500円 A席7000円 B席5500円
作：アントン・チェーホフ
上演台本演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ナイロン100℃]
美術：伊藤雅子 照明：関口裕二 衣装デザイン：伊藤佐智子 音響：水越佳一
ヘアメイク：宮内宏明 演出助手：坂本聖子 舞台監督：瀬﨑将孝
プロデューサー：北村明子 企画製作：シスカンパニー
出演：
段田安則：ワーニャ伯父さん
宮沢りえ：エレーナ
黒木華 ：ソーニャ
山崎一 ：セレブリャーコフ
横田栄司：アーストロフ
水野あや：マリーナ
遠山俊也：下男
立石涼子：ヴォイニーツカヤ夫人
小野武彦：テレーギン
伏見蛍（ギター演奏）
2017/09/09(土)曇 6:30-8:58PM(66/休15/66)中段下手 客席満員(450？人）
客層：いつもより幅広い大人客席、20-30才代～中高年まで。女性過半数。
客入れ:6列、通路、12？列。バルコニー席は目一杯で満席。
折り込みチラシそれなり。パンフなし。物販。パンフ A5 700円。
カーテンコール 1回目から間を置いて、2回1分。
シリーズ第3弾、チェーホフ「かもめ」「三人姉妹」は上演済み。
舞台。板敷の屋敷ラウンジ。高く半透過な沙幕が前後に掛けられ。
お話。学者であるセレブリャーコフが引退し、先妻の親から継いだ田舎屋敷に
帰ってきた。彼を尊敬し長年尽くしてきたワーニャだったが、身勝手な行状を
観るに、つけ出てくるのは不満と愚痴ばかり。それは周囲も同様で。
不幸の、悲喜劇の中心ワーニャを「キッチリ」演じてあまりある段田さん。
他にないセクシーさと活力を忍ばせる、アーストロフをケラの舞台では珍しい
横田さんがたっぷり貢献。人気ベテランそろいの中、けなげ懸命なソーニャ
してる、黒木さんが一等印象。ラストの台詞がしみじみ染みて◎。
悲劇の仮面をとり、どんくさい人物を赤裸々にそんな風に、沈ませずに描いた
演出がらしいところ。次作が楽しみねこ
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