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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2019/08/13-18 8ステージ)
全自由 予約・当日 一般3500円 U-25 2500円
脚本・演出・チラシデザイン：堀川 炎（世田谷シルク/青年団）
演出補：早坂 彩（青年団） 演出助手：福井 花（青年団）、
海野広雄（世田谷シルク）、制作：金城七々海 舞台監督：土居 歩
音響：佐久間修一 照明：阿部将之(LICHT-ER) 舞台美術：鈴木健介（青年団）
写真：三浦雨林（青年団） 映像：畑中涼真 メンバー：佐藤優子、武井希未
出演：
石川彰子 ：上司
中島有紀乃：社員
堀川炎[世田谷シルク]：事務員
中藤奨[青年団]：派遣
代田正彦[★☆北区AKT STAGE]：移民
大迫健司 ：隣の男
荻野祐輔 ：通訳
2019/8/17(土)快晴 11:01-12:47PM(1'13）後方下手 客席満員(60？人）
客層:大人より2世代。男性過半数。
客入れ:開場時10人。横長舞台、鰻の寝床客席。雛壇に4列。開場時20人ほど。
折り込みチラシ厚め。パンフ A5 3ページ。物販。上演台本1000円。
カーテンコール1回。
2016年リーディング公演で初演した作品とか。
舞台。グレーの小デスクを並べた島二つ。間の壁に「王様」のモザイク肖像画。
アルミホイルで養生したライト、手すり。中央、給湯室設定への壁に日付と天気、
曜日は絵文字。
お話。とある裕福で平和な王国の化学工場。日本のメーカーのようにきっちりと
万事管理が行き届き。移民受け入れを始めるが、言葉を学ばないまま着任させる
ものだから、ディスコミの壁が立ちはだかり、職場ギクシャク。移民の男はなにか
言いたげなのだがわからない。
現代日本の変と、普遍の人間性を盛り込みだくさんで描く。凡百の演出なら胃もたれ
消化不良を起こすところを、尖らず曖昧にもせず見やすく、仕上げ。上手いなあと
思うねこ。考えの新旧、普通と異常をなにか改めて問うていく。皮肉な展開の中に
日本の曖昧さの功罪もまた。気づきと考えることを、観客それぞれの胸にしっかりと
落とす良作。コメディとしても面白いし。演劇ファンだけでなく、広く見て欲しいと
思うねこ。
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