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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2019/08/21-27 12ステージ)
全自由 一般3500円 U25 3300円 応援チケット4500円 当日+300円
作・演出：葭本未織(よしもとみおり） 舞台監督：村雲龍一（俳優座）
照明プラン：國吉博文 照明オペレーション：磯崎みずほ
音響：秋田雄治 音響オペレーター：佐藤優 舞台美術：乘峯雅寛
劇団制作：谷風作 制作：市村彩子 宣伝美術：デザイン太陽と雲
http://girlsmetropolis.com/
出演：
清瀬やえこ（CRG） ：片矢まこと（元・女子大生映画監督）
谷風作 ：江上透（映画監督志望の大学生。まことが片思い）
中野亜美 ：坂上夢波（映画女優志望の大学生）
齋藤朱海（劇団ひまわり）：富田多江（元インディーズ映画女優。まことを敬愛）
加藤広祐（劇団藤一色）：麻生良太朗（フリーの映画スタッフ）
桑野晃輔（砂岡事務所）：藤原司（売れない映像作家）
宮川まき ：滝内あおい（江上の恋人、後・坂上夢波マネージャー）
玉垣光彦（劇団東京ヴォードヴィルショー）：井上（脚本家・大学講師）
青海アキ（レティクル東京座）（ダブルキャスト葭本未織）：みらい
2019/8/25(日)晴 1:05-3:00PM(1'55）中段上手 客席満員(60？人）
客層:10〜20才代と大人。男性過半数。
客入れ:ロビーが冬期と同じく風防仕切り、冷房入れてるのかと思いきや、反対側は
開放(意図不明）。珍しく花輪大小置かれ。開場時20人ほど。椅子5列の通常。
折り込みチラシ厚め。パンフ A5 3ページ。物販。上演台本ほか。
カーテンコール1回。アフタートークはパスねこ。
2017年初演、今回3演、東京初上演。
舞台。二重円台、床面が朱色、血のように側面に滲み。
お話。大学の映画サークル出身者達の青春残酷物語。信じていた大人から性暴力を
受け、カメラを捨てた才能ある女性監督。仲間達は彼女へ愛情を抱くが、
映画つくりの欲求と自己愛が強すぎて、追い詰めて苦しめることとなる。さまざまな
抑圧への怒りと報復、被害と加害の両刃の剣をもちえる人間の葛藤、ついの救済を
描く。
繊細で高強度の人間ドラマ。男性を含めて登場人物達に女性性が横溢。渦巻く情念の
強さ、底なし沼に引き込まれそうな狂気。筆圧強く、切れ味鋭い台詞と、熱量と
勢いある演出、演技で迫り。巡る＝廻る舞台、みらい(金魚）役＝言葉にならない…
ら演劇的工夫も効果。猛っても、人の二面性を悲しみの共感をもって冷静にみつめ、
苦しみを知る作家であることが感じられ。人物の相関関係と、ミステリーな
真相解きがちと複雑なのがねこには難。別の作品もみてみたいねこ。
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