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＠中野 WestEndStudio(2021/02/26-28 8ステージ)
全指定 3500円 学生割引1000円（2/26のみ）
脚本・演出・演奏 僻みひなた 音楽：上座部
音響：深澤大青 衣装：西田麻梨果 宣伝美術：林揚羽 制作：林揚羽、上岡実来
舞台監督：小川陽子 舞台美術：板倉勇人 照明：緒方稔記（黒猿）
制作補佐：佐々木美優 当日運営：斎藤理佐 代役控え：阿部遊劇手
映像撮影：屋上 写真撮影：Yoshiyuki、淺井圭介
出演:
村山新：カガリ（一男）
梢栄[劇26.25団」：ホトリ（一女）
戸村健太郎[クロムモリブデン／トムランド]：ハルト（二男）
阿部遊劇手(佐藤すみ花代役）：キリコ（二女）
田久保柚香：コナツ（三女）
藤本悠希[劇団肋骨蜜柑同好会]：シノン（三男）
島林瑞樹[アイリンク株式会社]：タマリ（四男）
永田佑衣：ナゴミ（四女）
大本泰駕[ウイントアーツ]：ホマレ（五男）
田中健介[しあわせ学級崩壊]：マヒロ（六男）
林揚羽[しあわせ学級崩壊]：ミズカ（五女）
大田彩寧[しあわせ学級崩壊]：カゴメ（六女）
福井夏[しあわせ学級崩壊/柿喰う客]：アンネ（七女）
2021/02/28(日）晴 3:04-4:29PM(1'25)後方中央 客席満員(45人)
客層：20-30才代中心。男性7割。
客入れ：感染対策。検温、靴裏消毒、手指消毒、階段にマット設置。椅子間隔空け、
舞台と客席間にアクリル板設置。雛壇にパイプ椅子4、ベンチ1。
折り込みなし（パンフはWEB版のみ）。 カーテンコール1回後、階段手すり消毒、
規制退場。
昨年中止になった公演、感染対策を徹底しての上演。
舞台。前後柱、中央島状に朽ちた床板で「家」。三方取り囲んで13？の椅子。
上手劇場入口からの降下階段を「家」のエントランスに見立て。
お話。父の葬儀を機に帰省した子供が目にしたのは、バラバラの家族。
郷愁と断絶の狭間で揺れる彼と周囲の閉塞感を描いていく。
大音量のクラブダンス音楽が流れる中、全役者ハンドマイク使用で演じる
独特スタイル。血縁、家族、幸福が呪いの言葉と成ってしまう呪術的な舞台印象。
性格、意思が異なり通わない登場人物、感染症蔓延の世界と今まさにな閉塞感が、
よく現された脚本。リズミカルな音楽がもたらす高揚感が逆に辛いという。若者達の
袋小路ぶりが痛いところ。加えて、コロナ禍感染対策の徹底作業が作品外にもかかわ
らず、リアルさを与え。終盤、ほとんどの家族が去って、劇場防音ドアがガチンと
閉められ、閉塞感が一気に増すのもそう。気が休まることのない、緊迫感に満ちた
注目作と思うねこ。
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