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＠三軒茶屋 シアタートラム(2021/03/10-13 5ステージ)
全指定 一般3800円 当日4000円 友の会3600円 せたがやアーツカード会員3600円
前説トーク 9分
オープニング映像 2分
林家彦いち 1号「恋の山女」枕3+噺22分
柳家喬太郎 6号「愛犬注意」枕2+噺28分
春風亭昇太 4号「シャレ侍」枕7+噺15分
三遊亭白鳥 2号「桜の夜」枕2+噺34分
エンディング映像
トーク 10分
2021/03/12(金)曇 7:00-9:14PM(2'14)中段中央 客席ほぼ満員(90人)
客層：中年男性と20-30才代女性。男性7割。
客入れ：感染対策。手指消毒、サーモ検温、セルフもぎり、1席空け。パンフなし。
前説トーク
いつもひとりで新作をつくっているが、4人で話し合いながらという創作方法のこと。
共通テーマ「激突」としたがまとまらない。そこで白鳥が文字通り立ち上がって
熱弁（糖尿なのに、と今回の弄りギャグを連発）。自分が死ぬ前に聞きたい新作を
と、白鳥がそれぞれに指定。彦いちは女がうりゃうりゃ、昇太は侍で、喬太郎は
極道でウォー。と、今回は三遊亭白鳥プロデュース原案で新作を創った。
林家彦いち 1号「恋の山女」
枕。前座時代、さきまわり、気配りをと白鳥先輩に教わった。その白鳥の失敗談。
お話。柔道家女子の恋の攻略戦。「そうだと思って」と先回りのお持てなし、
技ありで勝負をかけたつもりだったが。
なんでもスポーツゆかり、さらに昭和めいた気配り・戦略を大まじめにするほどに
可笑しい。拍車をかけてズレていく後半がさらに面白く。
柳家喬太郎 6号「愛犬注意」
枕。コロナ、よく判らない動き加減。ペットを飼っている人は自粛中癒やされたろう。
お話。女の子のペット犬が行方不明。母親は落語・元犬を読み聞かせて慰め。
そんな夜、しくじりをした極道者が犬小屋に逃げ込み、女の子は人間の姿で
還ってきたと思いこんでしまう。
覚醒していく極道犬が愉快。根が純というのにほっこり。凄み／おかしみのダブル
バインドまたはアンビバレンツ演技(声と顔芸）を存分にして、楽しませてくれ。
春風亭昇太 4号「シャレ侍」
枕。白鳥の奇行、こまった君ぶり。鎖国下で日本独特の文化、科学が栄えた。数学に
ついての歴史うんちく。
お話。数学の辻問答。ある男の過剰な駄洒落好きに辟易した一同は。
マシンガントーク落語、畳みかける駄洒落と戸惑いの沈黙。止まらない歴史うんちく
に苦笑するねこ。
三遊亭白鳥 2号「桜の夜」
枕。コロナで落語会が中止、仕事がないうんぬん。今回の噺がなかなかできないので
考えた、58才でしかできない、人生を振り返る私小説のような噺をつくろうと。
お話。同郷の友人と語らう内、過酷な運命などを思い出す落語家。話は恋バナと
なって。
虚実混同じゃなくて赤裸々。笑いにする白鳥の噺は面白く、ちょっと郷愁を誘い。
クライマックスはSF、惨めさをいい話に転化してほっこりさせ。
トーク
白鳥の奇行弄り。予定してた2回の公演がコロナで飛んで、潤沢だった資金がパー。
無観客、メイキング付きＤＶＤを発売予定とＰＲ。規制退場のお願いというところを
連帯責任と白鳥が言い間違え、段取りとか全然覚えないと弄られ。
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