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＠神楽坂 セッションハウス（2022/02/27 1ステージ）
全自由 前売3500円 学生3000円 オンライン視聴券1500円
原作：向田邦子「花の名前」（「思い出トランプ」収録）
構成・演出・振付：中村蓉
出演：中村蓉、長谷川暢[Co.山田うん] 、和田美樹子[二期会]
音楽協力：長谷川ミキ(ピアノ伴奏）
照明:石関美穂 音響:蓮子奈津美 舞台監督:鍋島峻介 宣伝デザイン：石関美穂
主催：セッションハウス企画室 助成：独立行政法人日本芸術文化振興基金
2022/02/27(日)晴 7:06-8:06PM(59)最前方より 客席満員(45人)
客層：大人より客席、女性過半数。
客入れ：開場時10人ほど。感染対策。検温、手指消毒。桟敷2列、椅子6，7列。
当日パンフ A5 3ページ。カーテンコール3回、規制退場なし。
延期になった公演、1ステだけで今回実現。
構成。原作テキストに倣い、時に電話らモノに託しながら表現。ソロから夫役の
長谷川さん、その浮気相手役の和田さんと三つどもえで踊り、時に歌い演じ。
ヒット作品誕生。シリアス・シニカルな物語をユーモアとウィットをもって表現。
細やかで大胆な所作、身体表現、ダンスが徹頭徹尾。もう表現の鬼かという目一杯
ぶり。読み応え＋見応えタップリ。後半はエンタメ色強め、台詞が聞き取れないよと
熱狂ミュージカル(長谷川＋和田）まで。共演の2人、和田さんの配役設定そのものと
しか見えないキレのいい女丈夫ぶりといい、長谷川さんの先日のチェーホフダンス化
も闊達しごくだったけど、自在に絡む幅の広さといい、ましましで楽しませてくれ。
そんな上に妻役中村さんが置いてきぼりという、原作の骨子をしっかり体現してて
巧し。哀しみと可笑しさの混交しながら、後者にウェイトを置いて、主人公・市井に
生きる私たちへのエールとしてるのが素敵。思いがけないギフトと受け取るねこ。
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