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＠渋谷 Bunkamuraシアターコクーン（2022/12/26-2023/01/22 29ステージ）休演12/31,1/1,2,5,10,16
＠埼玉 彩の国さいたま芸術劇場 2/17-24 8ステージ
＠名古屋 御園座 1/26-29 5ステージ
＠大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2/3-12 13ステージ
上演台本・演出・彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督：吉田鋼太郎
作：W. シェイクスピア 翻訳：松岡和子 美術：秋山光洋
照明：原田保 音響：角張正雄 衣裳：宮本宣子 ヘアメイク：大和田一美
擬闘：栗原直樹 音楽：サミエル 演出助手：井上尊品 菅野将機
舞台監督：倉科史典 技術監督：小林清隆 振付(「月の祭り」)：中村京蔵
宣伝美術：CAPTAIN UTOPIA 宣伝デザイン：野寺尚子
出演：
・イギリス
小栗旬 ：私生児フィリップ(のちのリチャード・ブランタジネット)
吉原光夫：ジョン王 (東京公演)
中村京藏：皇太后エリナー
アーサー (Wキャスト 先代ブルターニュ公の息子)：酒井襌功、佐藤 凌
玉置玲央：コンスタンス（アーサーの母）
山本直寛：王子ヘンリー
高橋 努：ヒューバート（ジョン王の腹心）
間宮啓行：アンジェの市民1
塚本幸男：アンジェの市民2/ポンフレットのピーター/ガーニー
飯田邦博：フォークンブリッジ夫人/死刑執行人1/メルーン
穎木淳平：ロバート・フォークンブリッジ/死刑執行人2
坪内守 ：ソールズベリー伯爵
鈴木彰紀：ペンブルック伯爵
堀源起 ：エセックス伯爵
大西達之介：ノーフォーク伯爵ビゴット
・フランス
吉田鋼太郎：フランス王 (東京公演) / ジョン王 (愛知・大阪・埼玉公演)
櫻井章喜：フランス王(愛知・大阪・埼玉公演)
白石隼也：皇太子ルイ
植本純米：ブランシュ（カスティーリャ王の娘）
阿部丈二：シャチオン（フランス大使）
廣田高志：枢機卿パンダルフ（教皇特使）
水口テツ：オーストリア公爵リモージュ
松本こうせい：使者
演奏：サミエル、武田圭司/渡邊達徳 熊谷太輔/渡辺庸介
2022/12/27（水）晴 6:30-9:33PM（1'21/休20/1'22）1F中段下手 客席満員（740人）
客層：子供連れ〜ベテラン、大人中心、女性8割。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。当日パンフ 配役表なし。物販。パンフ □25cm
1800円 電子版あり、？バッグ、Tシャツ、ジオラマセットほか。
カーテンコール 演出で1回後舞台続投、終演後拍手やまずもなし（演出上できない）
規制退場あり。
シリーズ最終、2020年コロナ禍で中止されたものをリクリエイション。
舞台。古びた木造の城門、上階に登ることで。城壁は崩れ落ち、替わりロープが
張られている。床も荒れ、本水の水たまりがあり。
お話。正統な皇位継承者アーサーに替わり、イギリス王となったジョン。アーサーの
母はフランスに訴え、戦争勃発。私利私欲が勝って和解するが、アーサーはイギリス
へ連れ去られてしまう。カンタベリー大司教任命の諍いからジョン王は恐慌から破門
され、機会とみたフランスは平和協定を破り、イギリスに進軍。ジョン王はアーサー
の目を潰せと腹心に命じるが。という混乱の中でリチャード1世の私生児フィリップは
誰がもとでどう振る舞うのがよいか、虎視眈々と機会を狙うのだった。
戦争と人間で生々しくリライト、潤色され。これまでのシリーズとは毛色が違い。
観察する野心家役・小栗旬に、今を大胆な演出で重ねあわせる。メッセージ性、
反戦の思いらが強くて、60〜70年代の歌（斉藤哲夫など）を流し、要所で登場人物に
歌わせる。蜷川幸雄演出、かつてのアングラ演劇とか彷彿させる、強烈な絵面を
見せて揺すぶってくる。子供の観客もいて、リラックス上演とやらが企画されてる
けど、大丈夫かしらん。歴史劇として、和解と対立を節操なく繰り返す王族達の
愚かしさ、滑稽さや、犠牲になるものの哀しみはよく現されてて、楽しみ、沁みる
ものとし。とりわけ、ジョン王の愚かしさを人間味もって演じる吉原さんが○、
声もとてもいいし。
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