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 配信・セッションハウス・アワード2023 ダンス花

 @神楽坂 セッションハウス(2023/02/04 2ステージ)
 観覧チケット 前売2800円 当日3300円 オンラン視聴券1500円

 主催・制作:セッションハウス企画室(伊藤孝・鍋島峻介)
 プログラムディレクター:伊藤直子 共催:潟Zッションハウス
 
 2023/02/04(土)晴 1'29
 
 コンテ、舞踏、ジャグリングと多彩な若手出演者。いずれも力作そろいで見ごたえ
 あり。国際ダンスフェスNDAの招へい1組を決める会でもあるとのこと。終演後、
 フェスの芸術監督氏と、関係する乗越たかおさんを紹介。

 岡田結実、佐藤茉優、大西優里亜「ポッケ」13分
 振付・出演 :岡田結実、佐藤茉優、大西優里亜
 自分のポケットに何かないかと確かめる、他人のポケットから零れるものを
 気にしながら。関係性とドラマの兆しの冒頭から、関心と関係性を抽象化したよな
 トリオダンスへと。脱がしあって後、なおない物を探す、煩悩消えずな展開が
 シニカルで面白い。

 坂井美乃里「自由の白鳥」14分
 振付・出演 :坂井美乃里
 一瞬、オリジナル「瀕死の白鳥」から壮大な音楽にのって歓喜の舞いも束の間、
 なにかに恐れ。着飾るショールを違えて必死のアピール〜反骨〜喜びの舞い。
 喜怒哀楽ら表情豊か、華やかでドラマチックな動き。観客を楽しませようなサービス
 精神あり。くっきりしてるけど、後半の自己回帰が突然に見えて、ちょっと戸惑い。

 伊邪那美(渡邉茜、清永千智、San.)「嬬渦-juka-」15分
 出演 :伊邪那美(渡邉茜、清永千智、San.)/
 振付:岩本大紀[山海塾]
 セピアの一面。玉音放送+持続低音。ドレスの婦人2人、声なき叫び。嘆き〜高笑を
 もって去った後、ボロ服のもう1人が目覚め、慟哭。
 戦後国民の心理凝縮の感、恐れと震えを舞踏で表現。声なき叫びに胸打たれ。

 G-ray(鈴木亮祐、茂木孝介)「Lachryphagy」14分
 出演: G-ray(鈴木亮祐、茂木孝介)
 振付: 鈴木亮祐 ドラマトゥルク:高橋くりん
 動物めいても見える2人、つかず離れずの関係性。
 しなやかでアクロバティックなコンタクトデュオ。劇的な表現も併せ、壁に映る影に
 存在感あり。
 
 APINUN(山村佑理、あづみぴあの)「幻」14分
 出演 :APINUN(山村佑理、あづみぴあの)
 振付:山村佑理
 幻想的なピアノ音楽伴奏の中、舞うように玉のジャグリング。技と併せ、流れる
 ような美しさ、劇的なムードでみせ。床置きの玉の配置換えまで演出してて面白い。

 ゲスト
 N.motion Dance Project(Choi hyo-bin、Nam hee-kyung)「Deeper,Silence」16分
 女性コンタクトデュオ。ジムノペディ♪で始まり、無音からテクノ。複雑な動きも
 高速、キレキレ、精密という強靭な身体。緩急付け、手足の所作ら心理を伺わせる
 劇的な表現が豊か。他の作品も見て見たいねこ。

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